Canadian Style 太陽とともに - カナディアン・ソーラーのウェブマガジン

Do Something for Earth

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太陽と社会をつなぐお手伝いを、様々なカタチで。カナディアン・ソーラーが応援します。

「友達と一緒におさかなやカニさんをいっぱいとりました」ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展2014

カナディアン・ソーラーは、雄大な山脈や氷河など豊かな大自然を抱く、環境・農業大国カナダで創業した会社として、日本の自然や農業を守るお手伝いがしたいという想いから、2012年より「ふるさとの田んぼと水 子供絵画展」に協賛しています。協賛3年目となる今年も、数ある作品の中から「カナディアン・ソーラー賞」を選考しました。

子どもたちの絵は、大人たちへのメッセージ

私たちが生きて行くために必要な食料を生産すると共に、様々な生き物を育む環境としても重要な役割を持つ日本の農業。農村が守ってきた伝統や文化、またきれいな水や畑などの豊かな自然風景は、私たちの財産とも言えます。その財産を次世代に受け継いでいくため、未来を担う子どもたちに、田んぼや農村を描いてもらうことにより、関心を持ってもらいたいという思いから開催される「ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展」。みずみずしい感性を持つ子どもたちの目を通して描かれた作品の数々は、それらを鑑賞する大人たちにも、気づきを与えてくれるメッセージとなりました。

全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)、および都道府県水土里ネット(都道府県土地改良事業団体連合会)が主催するこの絵画展は、2014年で15回目の開催となります。応募総数8359点の中から、厳正な審査の結果、22点の入賞作品が決定しました。テーマは前回に引き続き、「新発見! ぼくのわたしのふるさと」。初めて田植えをした経験や、稲刈りをする人々の素朴な姿を捉えたものから、まるで絵葉書のように見事な構図や色づかいの一枚まで、様々な作品が集まりました。

日展会館に展示された入賞作品
日展会館に展示された入賞作品
受賞者と主催者、協賛企業と揃って記念撮影
受賞者と主催者、協賛企業と揃って記念撮影

2014年11月29日、東京の日展会館にて、授賞式が行われました。受賞した子供たちは、ご家族と共に式に出席。緊張しつつも晴れがましい表情でステージに登壇した彼らに、それぞれ賞状や副賞が授与されました。


審査員を務めた女優の岸ユキさんからは、
「今回初めて応募してくれた地域や、震災で被害を受けた地域からも応募していただき、とても嬉しく思います。自分の実体験から描かれた絵からは、見る者にもその感動が伝わってきます。これからも絵だけでなく、色々なことにチャレンジして欲しいですね」と、子どもたちへの温かいメッセージが届けられました。

女優・岸ユキさん
女優・岸ユキさん

カナディアン・ソーラー賞は京都府の久保希実ちゃん(6歳)に

ステージで賞状を受け取る希実ちゃん
ステージで賞状を受け取る希実ちゃん

「カナディアン・ソーラー賞」を受賞したのは、京都府在住 久保希実ちゃんの作品「おさかなとれてうれしかった」。保育園の行事で川へ遊びに行き、網で小さな魚をたくさんとることができた楽しさを描いたもの。子どもらしく、常識にとらわれないのびのびとした線で、画用紙に大きく描かれた二つの笑顔と、右上に赤く輝く太陽の存在感が目を引きます。選評でも、「伸びやかに描かれた、ギラギラと大きく力強い太陽。作者であろう女の子のニコニコした笑顔……。未就学児童らしい筆づかいに、一同の心が和んだ」と、審査員たちも大きな印象を受けたことが伝えられました。

「太陽も一生懸命塗りました。とったおさかなは、保育園のみんなで一緒にお世話をしています」と楽しそうに話してくれた希実ちゃん。真っ白な画用紙に、自分の感動を一から表現したことは、思い出と共に、かけがえのない財産として心の中に残り続けることでしょう。

向かって左が希実ちゃんご本人とのこと
久保希実ちゃんの作品「おさかなとれてうれしかった」。向かって左が希実ちゃんご本人とのこと
「塗り絵やお絵かきが大好き」と嬉しそうに話してくれた希実ちゃん
塗り絵やお絵かきが大好き」と嬉しそうに話してくれた希実ちゃん
授賞式後、ご家族と一緒にステージ上で記念撮影
授賞式後、ご家族と一緒にステージ上で記念撮影

第15回 ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展2014
主催:全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)/都道府県水土里ネット(都道府県土地改良事業団体連合会)
後援:農林水産省/総務省/文部科学省/国土交通省/環境省/東京都、ほか
審査員:真室佳武氏(東京都美術館長)、浅野康則(画家)、本田次郎(画家)ほか
表彰式:2014年11月29日 東京都台東区日展会館で開催

※取材:2014年11月

Photo: Cast Inc. / Hiroko Yoshizawa