カナディアン・ソーラーのこころみ
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北の杜から世界へ…「Canadian Solar presents Park Live Contest」
「札幌がジャズの街になる」をコンセプトに、2007年から始まった国内最大規模のジャズフェスティバル「SAPPORO CITY JAZZ」。世界最大の音楽イベントと言われるカナダ・モントリオール国際ジャズフェスティバルをモチーフにしたこのイベントに、今年も7月~8月末の約2ヶ月間にわたり、ジャズをはじめ様々なジャンルのミュージシャンが国内外から300組以上出演しました。
カナディアン・ソーラー協賛のジャズ・コンテスト
会期中の2014年7月21日、札幌市大通公園2丁目に設置された特設会場「ミュージックテント」にて、一日限りの「Canadian Solar presents Park Live Contest」が行われました。このコンテストには、事前の音源審査で選考された10組の個人・バンドが出演し、優勝者には2015年6月に開催されるカナダ及び、2015年9月にルクセンブルクで開催される国際ジャズフェスティバルのいずれかに出演する権利と渡航費用が与えられます。
二階建ての特設会場には、各階にバーカウンターが併設されており、北海道の厳選食材を使った料理と飲み物が楽しめる作りに。また、床一面に敷き詰められた赤の絨毯は、どこかしっとりとした雰囲気を醸し出しており、これから始まる演奏への期待を一層高めます。
そして開演、各バンド、思い思いのスタイルで
午後13時、いよいよ開演。正統派ジャズから、パンクロック、民謡音楽、弾き語りと、幅広いジャンルの演奏が続きます。1組につき4曲ほどを約30分の枠内で披露し、勝負を競いあいます。曲の間には、挨拶やトークなどが挟まれ、それぞれが持つ音楽に対する情熱や思いが観客席に届けられました。会場内には、若い方からご家族連れ、年配の方まで幅広い年齢層の姿があり、テーブル席でビールや食事をしながら、音楽を身近に楽しむ様子が見受けられました。
優勝バンドは、海外ジャズフェスティバルへの切符を手に
コンテストが始まってから約6時間後、全10組の演奏が終了しました。審査員による厳正な審査の間、会場内を盛り上げたのは、米国・海軍第7艦隊旗艦に所属する隊員で構成されたジャズバンド「セブンス・フリート・バンド」によるゲスト演奏。隊員たちは、海軍の制服である白いセーラー服に身を包み、クラブ・ジャズからメロウなスタンダード・ジャズまで、卓越された演奏を披露。これぞまさに「プロ」というパフォーマンスに、会場からは拍手が鳴りやみません。
そして、ついに審査結果の発表です。ステージ前へと集合した10組の参加者たちからは、達成感と緊張感の入り混じる独特の空気が漂っており、各々が固唾を呑んで結果発表を待ちます。優勝したのは、10組の中でも最も本格的なジャズを披露した「門馬由哉 Quartet(もんまゆうや カルテット)」。ギター、ベース、トランペット、ドラムスの4人組で構成された彼らのパフォーマンスに、審査員たちからは「国際ジャズフェスティバルでも、今回見せてくれた演奏と同様に、日本の代表として自信をもって演奏してきてほしい。成功を期待しています」と力強いエールが送られました。
また、国際ジャズフェスティバルへの橋渡し役として尽力する、グレート・ワールド・アーティスツ・インターナショナル社社長のジョン・クリプトン氏からは、今回のコンテストに対する感想や参加者への温かいメッセージが伝えられました。
来年開催される国際ジャズフェスティバルで、彼らがいったいどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか、今後の展開に期待が高まるところです。
SAPPORO CITY JAZZ 2014
開催:2014年7月2日~ 8月31日
会場:大通公園2丁目「サッポロ・ミュージック・テント」をメインステージに、札幌芸術の森、札幌市教育文化会館など市内10ヵ所以上に特設会場を設置。無料ライブも開催。
ホームページ:http://sapporocityjazz.jp
※取材:2014年7月
Photo: Takeshi Narita