エコなお宅訪問
MY SOLAR HOUSE
使い心地はいかがですか? カナディアン・ソーラーの太陽光発電システムを導入されたお宅やお店を訪問し、お話をうかがいました。
難しい条件の中で設置した太陽光パネルが、子育てをバックアップ
岡山県玉野市 脇様邸
写真:子育て真っただ中の脇さんご一家
太陽光発電には不向きと言われた家にシステムを導入
「晴れの国おかやま」と言われるほどに、日照時間が長いことで知られる岡山県。脇さんご一家が住む家は、そんな岡山でもひときわ晴天率の高い玉野市にあります。
穏やかな瀬戸内海と緑あふれる里山が迫る美しい住宅街。モダンな白い家の外側からは全く見えませんが、パラペット(低い壁)で囲まれた屋根の上には20枚の太陽光パネルが並び、発電を行っています。
工事は約1年前。太陽光発電システムを導入した近所のお友達に勧められて決心したそうです。ところが、設置にあたってはいろいろと問題も。
「最初に相談した会社では、我が家は条件が悪くてパネルがつけられないと言われてしまったんです」と、奥様が当時を振り返って話してくださいました。
問題は、屋根がパラペットに囲まれていて、しかもやや北西に傾斜しているため、太陽光発電には不向きという点でした。無理やり付けるとなると、パネルを南向きに起こす架台の取り付け工事が必要になります。けれどその場合、屋根に穴をあけるなど大ごとになり、しかも設置できるパネルの枚数は少なくなってしまいます。
困っていたときに出会ったのが、カナディアン・ソーラーの太陽光パネル
「どうしようと思っている時に紹介されたのが、年間600カ所もの太陽光発電システムの設置実績があるというソーデン社さんでした。様々な条件において設置ノウハウをもつこの会社から、カナディアン・ソーラーのパネルなら架台工事をせず、屋根に直付けでも発電が可能と提案してくれたのです。最高の条件とは言えないまでも、岡山のこの地の気候なら十分に発電するでしょうと」
工事は、鋼板屋根のハゼ(折板の突起部分)を挟む取り付け金具でパネルを固定していく方法で行われ、ほんの2日ほどで完了。
「実はカナディアン・ソーラーのことは全く知らなくて、最初はちょっと不安でした。でも周りに聞いてみたら、かなり採用している人がいて、評判も良かったです。ソーデン社の担当の方も工事の方もとても丁寧で信頼してお任せできました」
1年間で効果を実感。5人家族の電気代に変化が
では、設置後の電気事情はどう変わったのでしょうか。
脇さんご一家は、会社勤めのご主人と専業主婦の奥様、そして小学2年生の男の子を筆頭に5歳、2歳の女の子の5人家族。オール電化の家で、冬は蓄熱暖房を利用し、夏はリビングのエアコンで家じゅうを効率的に冷房するなど、省エネに努めていますが、やはり小さな子供たちの健康を考えると、節約ばかりはできません。1日3度の食事の準備や、子供たちが遊びまわる家じゅうの掃除や洗濯など、日常的に電気使用量は多くなりがちです。
太陽光発電システム設置前後で、同じ月の電気代を比べていただきました。
例えば5月。以前は約2万円かかっていた電気代が、設置後は約1万5000円、しかも売電代は、約1万5000円に。つまり電気代は差し引きほぼゼロという状態です。
「担当の方に1年を通して判断してみて下さいと言われました。月により発電量にばらつきはありますが、1年の記録を見ると確かに電気代がとてもオトクになっています。とくに春はぐんぐん発電してくれて売電量が跳ね上がりました。うれしいですね」とかなり満足の様子。
元気な3人のお子さんたちが駆け回る、子育て真っただ中の賑やかな家。思い切って設置した太陽光発電システムですが、電気代をあまり気にせずに生活できる今の環境は、ご家族の笑顔づくりにとても役立っているのではないでしょうか。
脇様邸
■システム 4.3kW
■設置モジュール
カナディアン・ソーラー社製 CS6A-215M
4段5列・合計20枚をパラペットで囲まれたフラットな屋根に直付け
■パワーコンディショナ KP40K2(屋内設置タイプ)
■施工:2014年6月
太陽光発電導入前後の電気使用量・売電量の例
【導入前】
2014年5月
●電力消費量 1,408kW
●支払電気料金 19,214円
【導入後】
2015年5月
●電力消費量 1,153kW
●支払電気料金 14,669円
●販売電力量 397kW
●販売電気料金 14,689円
※発電量や売電量などは、ソーラーパネルの設置条件によってそれぞれ異なります。
※取材:2015年6月
Photo: Satoru Seki