Canadian Style 太陽とともに - カナディアン・ソーラーのウェブマガジン

for Green Life

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自然の力でクリーンなエネルギーを生み出す。カナディアン・ソーラーの技術が全国の太陽光発電所で活用されています。

子供たちのため、地球の環境をできる限り維持したい

宮崎県西諸県郡高原町 クリーンエネルギー株式会社 高原町発電所

写真:広々とした敷地に広がる高原発電所

宮崎の太陽を受けて輝く5376枚のパネル

スッキリと美しい霧島山の麓に広がる宮崎県高原町。その豊かな田園風景の中に、クリーンエネルギー株式会社の太陽光発電所は広がっています。高低差のある地面3段に分けて設置されたカナディアン・ソーラーのパネルは全部で5376枚。発電量約1370kWの太陽光発電所です。
岐阜県に本拠地を置く同社では、この高原町を含め、宮崎、愛知、岐阜に発電所を設置してきました。

霧島山の東に広がる高原町
これまでに4か所作ったメガソーラー発電所のうち3か所にカナディアン・ソーラーのパネルを使用

震災をきっかけにスタートした環境を守るための試み

「大型太陽光発電所の建設企画を立て、実際に作って企業などに販売する。さらに販売後は維持管理などのサポート業務も行う、というのがビジネススタイルです」とパネルの前で説明してくれたのは、同社太陽光発電担当マネージャーの山田正晴さん。

このビジネスを始めたきっかけは、2011年に発生した東日本大震災。大きな地震の際にもなんとか電源を確保できるようにしたいと、2年前にNPO法人クリーンエネルギーイノベーションの会が作られ(発起人はクリーンエネルギー代表取締役西村昌一さん)、全国の公民館に太陽光発電システムを無償設置する試みがスタートしました。地球の環境を守るためにも少しでも役に立ちたい、というのがこの会の参加者の想いでした。

「けれど、NPO法人では出来ることに限界があるのも事実です。そこで会社を立ち上げビジネスにして、より大型の施設を作っていこうと考えました。もちろん根底にある想いは一緒です。子供たちに素晴らしい未来を残したい。地球は今以上には良くならないかもしれないけれど、せめて現状維持をしていこう。そのためにもっと太陽光発電所を増やしたいのです」(山田さん)

太陽光発電担当マネージャー 山田正晴さん。土地探しから地主との交渉、コンサルティング業務などのため宮崎には年間60~70回訪れるそう
太陽光発電担当マネージャー 山田正晴さん。土地探しから地主との交渉、コンサルティング業務などのため宮崎には年間60~70回訪れるそう
日本トップクラスの日照時間を誇る宮崎県でクリーンエネルギー社は2か所の太陽光発電所を建設
日本トップクラスの日照時間を誇る宮崎県でクリーンエネルギー社は2か所の太陽光発電所を建設
美しい地球を守り、次の世代に残していきたい
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ネパールの子供たちにも、明かりのある暮らしを

NPO法人は「公民館に太陽光を」をキャッチフレーズに現在も活動を続けています。また電力不足のネパールで暮らす子供たちに明かりのある生活を届けたいと、首都カトマンズにジャパン・ネパール・クリーンエネルギーという関連会社を作り、現地で太陽光発電所の設置を行っているそうです。
大きな志のもとに作られたプロジェクト。この高原町発電所でも、地球にやさしい電気をパワフルに作りつづけています。

電力不足のネパールにも太陽光発電所を建設

[クリーンエネルギー社 高原町発電所]
■モジュール:カナディアン・ソーラー社製:CS6P-255P 5376枚
■稼働開始時期:2014年10月 
■発電量:1370.88kW
■問合せ:クリーンエネルギー株式会社

※取材:2014年12月