2025.11.17
e-STORAGE、欧州展開の一環としてドイツでバッテリー蓄電池プロジェクトを受注
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州キッチェナー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、同社の過半数出資子会社であるe-STORAGE社が、ドイツ・ニーダーザクセン州にて20.7MW/56MWh DC規模の蓄電池システム(BESS)供給契約を締結したことを発表しました。この契約には20年間の長期サービス契約(LTSA)も含まれています。
e-STORAGE社は、信頼性の高い技術とライフサイクルサービスを提供することで、再生可能エネルギーの統合と主要な欧州市場での系統安定化を可能にする柔軟な送電網インフラの構築を支援します。
e-STORAGE社は、独自のSolBank技術プラットフォームに基づく統合型BESSソリューションを供給・設置します。出荷は2026年3月から開始予定で、同年中の試運転を目指しています。LTSAにより、プロジェクトの寿命を通じて長期的なメンテナンスと性能サービスを提供し、運用の信頼性を確保します。
このプロジェクトはKyon Energy社によって開発され、商業運転開始までエンジニアリング・調達・建設管理(EPC-M)業務も担当します。
Kyon Energy社のマネージングディレクター、Florian Antwerpen氏は次のようにコメントしています。「大規模な蓄電池システムは、ドイツのエネルギー転換と供給の安全性にとって重要な要素です。これらは、他の技術よりも効率的に送電網に必要な柔軟性を提供します。ドイツでBESSのリーディングデベロッパーおよびオペレーターとして、私たちはこのインフラの拡大を着実に推進しています」
e-STORAGE社長のColin Parkinは次のようにコメントしています。「送電網の柔軟性強化は欧州のエネルギー転換の中心であり、信頼性の高い蓄電資産はその過程でますます重要な役割を担っています。私たちは、ドイツおよび地域全体で責任ある長期的な市場参画を通じて、このニーズに応えていきます」
Kyon Energy社について
Kyon Energy社は、ドイツの大規模蓄電池システムに特化したプロジェクト開発会社であり、プロジェクト計画に加え、EPCM(エンジニアリング・調達・建設・管理)およびプラント運営も担っています。これまでに155MWのバッテリー蓄電システムを開発・販売し、1.7GW超の認可済み・建設準備完了プロジェクト、7GW超の現行プロジェクトパイプラインを有する、ドイツのマーケットリーダーの一社です。2024年1月にTotalEnergies社に買収され、マルチユース戦略の開発・最適化、プロジェクト開発・管理、バッテリー蓄電システムの規制に関する深い専門知識を持っています。Kyon Energyはバッテリー蓄電システムを通じてエネルギー革命を牽引し、再生可能・持続可能・自立型エネルギーによる世界の実現を目指しています。

