2025.03.12news

カナディアン・ソーラーのe-STORAGE社、Aypa Power向けに米国主要市場で1.8GWh DCの蓄電池システムを提供

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州キッチェナー、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、同社の過半数出資子会社であるe-STORAGE社がAypa Powerによって開発された米国の2つの大規模蓄電池プロジェクト向けに、バッテリー供給契約および長期サービス契約(LTSA)を締結したことを発表しました。

 この契約には、カリフォルニア州における160MW AC/806MWh DCの蓄電池システム(BESS)およびテキサス州における200MW AC/998MWh DCのBESSの供給および試運転が含まれています。この2つのプロジェクトでは、約370台のSolBank 3.0ユニットが導入され、2025年第3四半期に建設が開始される予定です。試運転完了後、e-STORAGE社は20年間の長期サービス契約(LTSA)のもとでシステムの保守・運用を担当し、長期的な性能と信頼性を確保します。

 この両プロジェクトで、e-STORAGE社は米国の主要市場における電力網の強化と再生可能エネルギーの統合を支援します。蓄電池ソリューションのTier 1グローバルプロバイダーであるe-STORAGE社は、自社開発のSolBank 3.0蓄電池ソリューションを導入します。SolBank 3.0は、リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリー技術、アクティブバランシング機能 (バッテリーセルごとの電圧を測定し、最も高い電圧のセルと最も低い電圧のセルの差が一定の範囲内に収まるように調整を行います。電圧バランスが崩れたセル間で電流をやり取りしてセルの充電状態を均等化させる機能)を備えたバッテリーマネジメントシステム(BMS)、および高度な液体冷却技術を搭載し、安全性と高い性能を兼ね備えています。

 e-STORAGE社のコリン・パーキン最高経営責任者(CEO)は次のようにコメントしています。「Aypa Powerが提供する大規模蓄電池プロジェクトを支援できることを誇りに思います。これらのプロジェクトは、電力網の柔軟性と信頼性を向上させる上で重要な役割を果たします。当社のSolBank技術は、安全で高性能なエネルギー貯蔵ソリューションを提供し、市場の拡大する需要に応えるよう設計されています。この両プロジェクトは、再生可能エネルギー供給の安定化における蓄電池の重要性が高まっていることを示しており、当社は引き続き、革新を推進し、よりクリーンで持続可能なエネルギーの未来を支える高品質なソリューションを提供してまいります」

e-STORAGE社について

e-STORAGE社は、カナディアン・ソーラー社の子会社であり、ユーティリティ・スケールの蓄電池システムの設計、製造、統合を専門とするリーディング・カンパニーです。e-STORAGE社は、独自の蓄電池ソリューション、包括的なEPCサービス、系統運用の改善を目的とした革新的なソリューションを提供しています。現在、同社は年間20 GWhの生産能力を持つ2つの完全自動化された最新の製造施設を運営しています。詳細については、http://www.csestorage.com の Media&PR セクションを参照し、LinkedIn ページをフォローしてください。

Aypa Power社について

Aypa Power社は、ブラックストーンの投資先会社であり、大規模なエネルギーストレージおよびハイブリッド再生可能エネルギープロジェクトの開発、所有、および運営を行っています。独立系電力生産者として、Aypa社は化石燃料への依存を減らし、気候変動との闘いにおいて積極的な影響を与え、同時に送電網の信頼性と回復力を向上させることを目的に設立されました。Aypa社は、2018年に最初の蓄電プロジェクトが稼働して以来、エネルギーストレージ開発の最前線に立っています。同社は現在、北米全体で22 GW以上の開発を進めています。詳細については、LinkedInでAypa Power社をフォロー、またはwww.aypa.comをご覧ください。

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