2024.07.18
カナディアン・ソーラーのe-STORAGE社が、テキサス州のAypa Power社のバイパス・プロジェクト向けに498 MWhのDCバッテリー・ストレージ・ソリューションを提供
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、同社の過半数出資子会社であるCSI Solar Co., Ltd.(「CSI Solar」)の子会社であるe-STORAGE社が、Aypa Power社(「Aypa社」)のバイパス・プロジェクト向けに498 MWhのDC独立型蓄電システムを提供する契約を獲得したことを発表しました。このバイパス・プロジェクトは2025年第3四半期に完成予定です。
このバイパス・プロジェクトは、戦略上、テキサス州トンプソンズ近郊のフォートベンド郡に位置しており、ヒューストン大都市圏の増大するエネルギー需要を支援します。このバイパス・プロジェクトは、e-STORAGE社の最新の蓄電ソリューションであるSolBank 3.0を106ユニット使用します。バッテリーは65の電力変換システムおよびコントローラーと組み合わされます。各SolBankのユニットは、20フィートの標準コンテナ内で5 MWhのエネルギー容量を提供し、高密度のリン酸鉄リチウム(LFP)化学バッテリーセル、アクティブバランシングバッテリーマネジメントシステムならびに革新的な液体冷却熱管理システムを備え、運用効率、安全性、および信頼性を向上させます。
e-STORAGE社は、このプロジェクトを商業運転に移行させた後、長期サービス契約(LTSA)に基づき、継続的な運転サポートを提供します。
Aypa社のモエ・ハジャベド最高経営責任者(CEO)は次のようにコメントしています。「バイパス・プロジェクトでe-STORAGE社とのパートナーシップを継続できることを嬉しく思います。彼らのSolBank 3.0技術を活用することで、このプロジェクトはグリッドの回復力を強化し、ヒューストンの増大するエネルギー需要を支援します。この協力は、効率的で信頼性の高いエネルギーソリューションを展開するというAypa社のコミットメントを示しています。バイパス・プロジェクトが成功裏に完了し、テキサス州の送電網強化に好影響を与えることを期待しています」
e-STORAGE社のコリン・パーキン最高経営責任者(CEO)は次のようにコメントしています。「Aypa社とのパートナーシップを拡大し、バイパス・プロジェクトの受注により、Aypa社との3つ目のプロジェクトを発表できることを嬉しく思います。これにより、Aypa社に対する統合蓄電容量の総提供量は1.3 GWhを超えることになります。Aypa社との継続的な協力は、革新的で持続可能な蓄電ソリューションを提供し、パートナーのプロジェクトやコミュニティの多様なニーズに応えるという私たちのコミットメントを強調しています」
e-STORAGE社について
e-STORAGE社はCanadian Solarの子会社であり、産業用蓄電池システムの設計、製造、およびそのシステムパッケージ販売を専門とするリーディングカンパニーです。同社は自社製造のリン酸鉄リチウム電池(LFP)ソリューション、包括的なEPCサービス、および送電網運用の改善、クリーンエネルギーの統合、および持続可能な未来への貢献を目的とした革新的なソリューションを提供しています。e-STORAGE社は2024年3月時点で、契約済みの長期サービス契約を含む25億米ドルの契約バックログを持っています。また、2024年3月時点で、e-STORAGE社は米国、カナダ、英国、中国を含む世界市場に5.7 GWh近くの蓄電池ソリューションを出荷しました。この著しい成果は、e-STORAGE社が世界の蓄電池産業における重要なプレイヤーとしての地位を確固たるものにしています。現在、同社は年間20 GWhの生産能力を持つ2つの完全自動化された最新の製造施設を運営しています。e-STORAGE社は高品質で拡張可能な蓄電ソリューションを提供し続け、クリーンな エネルギーの普及に貢献するために完全に装備されています。e-STORAGE社に関する画像や追加情報については、e-STORAGEのウェブサイトのメディア&PRセクションをご覧いただくか、LinkedInページをフォロー、またはwww.csestorage.comをご覧ください。
Aypa Power社について
Aypa Power社は、ブラックストーンの投資先会社であり、大規模なエネルギーストレージおよびハイブリッド再生可能エネルギープロジェクトの開発、所有、および運営を行っています。独立系電力生産者として、Aypa社は化石燃料への依存を減らし、気候変動との闘いにおいて積極的な影響を与え、同時に送電網の信頼性と回復力を向上させることを目的に設立されました。Aypa社は、2018年に最初の蓄電プロジェクトが稼働して以来、エネルギーストレージ開発の最前線に立っています。同社は現在、北米全体で22 GW以上の開発を進めています。詳細については、LinkedInでAypa Power社をフォロー、またはwww.aypa.comをご覧ください。