2022.06.13
SPIC BRASIL社に太陽光発電プロジェクト738MWpの70%株式を売却
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2022年6月6日、ブラジルの大手電力会社であるSPIC Brasil社と、当社の2件の太陽光発電プロジェクト、合計738MWp(マランガトゥ・プロジェクトおよびパナティ・シティア・プロジェクト)の70%株式をSPIC Brasil社に売却する契約を締結したことを発表しました。
ブラジルの北東部、ピアウイ州にあるマランガトゥ・プロジェクトは446MWp、セアラ州にあるパナティ・シティア・プロジェクトは292MWpで、敷地面積は2,200ヘクタールです。両プロジェクトとも開発が進んでおり、2022年後半に建設開始、2023年後半に商業運転開始予定です。
両プロジェクトは、稼働すればブラジル最大級の太陽光発電所となり、ブラジルの90万世帯以上の年間電力消費量に相当するクリーン電力を発電する見込みです。両プロジェクトで保証される発電電力の約75%についてはすでに長期電力購入契約(PPA)を締結済みで、残りは自由市場で販売される予定です。
カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「当社は、2030年までに水力以外の再生可能エネルギー源からエネルギーの23%を調達するというブラジル政府の目標達成に大きく貢献することが予想されるマランガトゥおよびパナティ・シティアの両プロジェクトの取引において、SPIC Brasil社と提携することを嬉しく思います。両プロジェクトの売却が完了すると、当社はブラジルにおいて合計2.3GWpの大規模太陽光発電プロジェクトを収益化したことになります。当社は、引き続きブラジルにおいて残りのバックログである契約済みの1.6GWpの高品質の太陽光発電プロジェクトを実行し、収益化します。当社はブラジル市場のリーダーであり、コロンビアやチリなど他の中南米市場でもリーダーシップを拡大してまいります」
SPIC Brasil社のCEOであるアドリアナ・ウォルトリック氏は次のようにコメントしています。「太陽エネルギーが低炭素経済に向けたエネルギー転換にとっての重要なエネルギー源であることを理解しています。SPICグループはすでに太陽光発電プロジェクトの実施において豊富な経験を持っており、この分野における世界の主要企業のひとつです。今回の買収は、当社にとって初めてのブラジルにおける太陽光発電投資です。太陽光発電プロジェクトの実施と製造における経験とパイオニア精神を持つカナディアン・ソーラーとのパートナーシップは非常に重要です」
今回の取引は、この種の取引では通例となっている前提条件として、所轄の独占禁止法規制当局の承認を受けて完了します。
SPIC Brasil社について:
SPIC Brasilは、事業を展開する地域社会を尊重し、安全なエネルギーの生成に投資し、ブラジル各地でエネルギーを強化する企業です。再生可能エネルギー源に焦点を当てたイノベーション、発電、ソリューションに投資し、 人々と環境へのコミットメントに導かれてエネルギー転換に貢献しています。世界全体で2,023億ドルの資産と187GWの総発電容量を保有しています。ブラジルには合計3GW以上の資産を持ち、ミナスジェライス州とゴイアス州にまたがるサンシマン水力発電所とパライバ州の2つの風力発電所(ミレニアム風力発電所とヴェールドスベントス風力発電所)を運営しています。また、GNA(Gás Natural Açu)社による中南米最大の天然ガスコンプレックス(リオデジャネイロ州サンジョアンダバラ)に出資しています。サンパウロ(サンパウロ州)、ナタール(リオグランデ・ド・ノルテ州)、サンシマン(ゴイアス州)、マタラカ(パライバ州)に拠点を持ち、235人以上のプロフェッショナルな人材を雇用しています。詳細については、http://www.spicbrasil.com.brに掲載の年次報告書をご参照ください。