2020.09.01
カナディアン・ソーラー子会社のリカレント社、米・テキサス州の太陽光発電プロジェクトに向けた資金調達を完了
太陽光発電プロジェクトの建設資金を調達し、
大手ビールメーカーとパイプライン企業へのクリーン電力供給に向けて一歩前進
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2020年7月21日、完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)が、米・テキサス州西部、パーミアン盆地のペコス郡で開発を計画しているMaplewood及びMaplewood 2太陽光発電プロジェクトの建設資金として2.82億ドルのデット・ファイナンスによる資金調達を完了したことを発表しました。Norddeutsche Landesbank (Nord/LB)を主軸に、カナダ輸出開発公社(EDC、Export Development Canada)、Rabobank、カナダ・ナショナル銀行(NBC、National Bank of Canada)およびBayerische Landesbank(Bayern/LB)から融資を受けることになります。
カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「今回の重要な資金調達において、Nord/LB、EDC、Rabobank、NBCおよびBayern/LBと協業できることを喜ばしく思っています。主要な金融機関の皆様とこのように長期的な関係を構築できることに感謝するとともに、米国における当社のプロジェクト・パイプラインの拡大にあたっての金融機関の皆様の継続的なご支援とご信頼に感謝します。」
Nord/LBの米州担当Head of OriginationsであるNicolai Dillow氏は、次のようにコメントしています。「リカレント社と今回の取引を成立できたことを大変嬉しく思っています。今回の複雑な資金調達において、リカレント社は、機動力のある、思慮に富んだパートナーであることが改めて証明されました。
Maplewood太陽光発電プロジェクトは327MWpの容量を持ち、電力販売契約(PPA)に基づいてビールメーカーのAnheuser-Busch社にクリーンエネルギーを供給し、100%再生可能な電力購入目標とサプライチェーン全体の二酸化炭素排出量25%削減を含む、同社の米国における2025年の持続可能性目標達成に貢献します。Maplewood太陽光発電プロジェクトが供給するクリーンエネルギーは、同社の米国事業の電力消費量の50%を賄うと推定されています。
40MWpのMaplewood 2太陽光発電プロジェクトは、15年間のPPAに基づき、テキサス州・ダラスに拠点を置く「Fortune 100」企業である石油・ガスパイプライン企業のEnergy Transfer Partners社にクリーンな電力を供給します。このPPAは、Energy Transfer Partners社にとって初めての太陽光発電に特化したPPAです。
2件のプロジェクトにはカナディアン・ソーラーの高効率両面発電型モジュールを採用する予定で、パネルの両面で発電するため、従来の片面発電型モジュールに比べて総発電電力量が増加し、冬季の太陽光発電システムの信頼性を向上させます。
ウッドマッケンジー社と米国太陽エネルギー産業協会(SEIA)の報告書によると、テキサス州は全米第4位の太陽光発電システム導入量を誇っており、現在4,300MW以上の太陽光発電システムが約50万世帯に電力を供給しています。今後5年間でさらに13,300MWが設置される予定です。ショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「テキサス州は、競争力があり、安価で信頼性の高いエネルギーを消費者に供給する技術を採用して、エネルギー転換をリードしています。テキサス州における太陽光発電の導入拡大に貢献し、新たな雇用を創出し、同州の地域社会の経済成長を支えるお手伝いができることを嬉しく思います。」
リカレント社について
リカレント社(Recurrent Energy)は、競争力のあるクリーンな電力を大口電力顧客に提供する大規模太陽光発電および蓄電プロジェクトの大手開発事業者です。米国に拠点を置くリカレント社は、当社の完全子会社であり、当社の北米プロジェクト開発部門として機能しています。リカレント社は、米国において約5GWの太陽光発電および蓄電プロジェクトを開発中です。同社に関する詳細は、下記リンクをご参照ください。
www.recurrentenergy.com