Canadian Solar Inc.（本社：カナダ・オンタリオ州キッチェナー、CEO：ショーン・クー、NASDAQ：CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」）は、同社の過半数出資子会社であるe-STORAGE社が、コペンハーゲンインフラストラクチャーパートナーズ（Copenhagen Infrastructure Partners「CIP」）の5番目の旗艦ファンド「コペンハーゲンインフラストラクチャー　V」を通じ、南オーストラリア州サマーフィールドにおいて240MW/960MWhの蓄電池システムを提供する契約を締結したことを発表しました。サマーフィールドは2025年に建設開始予定で、サウスオーストラリア州最大級の蓄電池プロジェクトの一つとなる見込みです。

e-STORAGE社は、世界Tier1のエネルギー貯蔵ソリューションプロバイダーとして、200基以上のSolBank 3.0バッテリーコンテナを供給し、統合するターンキーEPC（設計・調達・建設）サービスを提供します。また、CIPとの長期サービス契約に基づき、プロジェクトの長期的な運用管理をサポートします。e-STORAGE社はオーストラリアにおいて豊富な経験を持つプロジェクトデリバリーチームを有しており、複数のBESS（バッテリーエネルギー貯蔵システム）プロジェクトをすでに完了、または建設中です。

　このプロジェクトは、アデレードの東55km、マナム近郊のマレ―ランズ地域に位置し、サウスオーストラリア州政府が掲げる2027年までの「100%再生可能エネルギー達成」目標を支援します。日中に発電された余剰の風力・太陽光エネルギーを貯蔵し、需要のピーク時に再生可能エネルギーを供給する役割を担います。

　コペンハーゲンインフラストラクチャーパートナーズ（CIP）のオーストラリア代表兼パートナーであるビョルン・ハマー氏は次のようにコメントしています。「サマーフィールドプロジェクト、そしてCIPのオーストラリアにおける再生可能エネルギー事業全体にとって、これは重要な節目となります。オーストラリアの電力網を安定化し、必要な時に家庭や企業へ手頃な価格で電力を供給するためには、大規模な蓄電池ソリューションが不可欠です。カナディアン・ソーラーのe-STORAGEと協力し、サウスオーストラリア州政府の100%再生可能エネルギーの実現を支援できることを誇りに思います」

　e-STORAGE社のコリン・パーキン最高経営責任者（CEO）は次のようにコメントしています。「CIPにサマーフィールドプロジェクトのパートナーとして選ばれたことを光栄に思います。これは、e-STORAGEの最先端の蓄電技術と卓越した実行力の証です。本プロジェクトは、サウスオーストラリア州の2027年までの100%再生可能エネルギー目標達成に大きく貢献するでしょう。オーストラリアでは現在1.5GWh以上のBESSが建設中であり、e-STORAGE社はこの地域における主要な製品・サービスプロバイダーとしての地位を確立し続けています」

e-STORAGE社について

e-STORAGE社は、カナディアン・ソーラー社の子会社であり、ユーティリティ・スケールの蓄電池システムの設計、製造、統合を専門とするリーディング・カンパニーです。e-STORAGE社は、独自の蓄電池ソリューション、包括的なEPCサービス、系統運用の改善を目的とした革新的なソリューションを提供しています。現在、同社は年間20 GWhの生産能力を持つ2つの完全自動化された最新の製造施設を運営しています。詳細については、http://www.csestorage.com の Media&PR セクションを参照し、LinkedIn ページをフォローしてください。

コペンハーゲンインフラストラクチャーパートナーズについて

2012年に設立されたCopenhagen Infrastructure Partners P/S（CIP）は、現在、グリーンフィールド再生可能エネルギー投資に特化した世界最大のファンドマネージャーであり、洋上風力発電のグローバルリーダーです。CIPが運用するファンドは、洋上および陸上風力発電、太陽光発電（PV）、バイオマスおよび廃棄物発電、送配電、予備電力設備、エネルギー貯蔵、先進的バイオエネルギー、Power-to-Xなどの分野への投資に重点を置いています。CIPは12のファンドを運用し、これまでに180以上の国際的な機関投資家から約310億ユーロを調達し、エネルギーおよび関連インフラへの投資を行ってきました。現在、CIPには約500人の従業員がおり、世界14か所にオフィスを構えています。詳細については、www.cip.com をご覧ください。