2025.07.29news

リカレント社、ケンタッキー州のブルームーン・ソーラープロジェクト向けに2億6,000万ドルの資金調達を確保

94MWの太陽光発電施設、コンステレーションとの電力購入契約を締結

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州キッチェナー、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、その子会社であり、 太陽光および蓄電池プロジェクトのグローバル開発、保有、運営をしているリカレント社が、ブルームーン・ソーラーに関するプロジェクトファイナンスおよび税額控除(タックス・エクイティ)ファイナンスの完了を発表しました。米国銀行(U.S. Bank)の子会社であるU.S. バンコープインパクトファイナンスが、本プロジェクトに対して税額控除ファイナンスと建設資金を合わせて2億6,000万ドル提供します。

 コンステレーション社は、ブルームーン・ソーラーの94メガワットの発電施設で発電される電力および再生可能エネルギー証書(REC)を、リカレント社との電力購入契約(PPA)に基づき購入する予定です。ケンタッキー州ハリソン郡に位置するブルームーン・ソーラーは現在建設中で、2026年に商業運転開始予定です。リカレント社は、運転開始後も本プロジェクトの所有および運営を継続します。

 ハリソン郡判事・行政官であるジェイソン・マーシャル氏は、次のようにコメントしています。
「ハリソン郡は投資を歓迎しており、リカレント社と協力してこの新しいエネルギー施設を実現できることを嬉しく思います。ブルームーン・ソーラーは、郡にとって新たな税収源となる大きな存在です」

 U.S. バンコープインパクトファイナンスの環境ファイナンス部門マネージングディレクター、ダレン・ヴァント・ホフ氏は次のようにコメントしています。
「持続可能な未来を築くには、誰もが役割を果たすべきだと私たちは考えています。ブルームーンのようなプロジェクトへのファイナンス提供は、私たちが環境保全に責任を持つ一つの方法です。今回、税額控除とプロジェクトファイナンスの両方を提供できたことは、米国銀行が顧客に合わせた柔軟な資金調達ソリューションを提供できることの証です。ブルームーン・ソーラーは、リカレント社に対して私たちが資金提供してきた複数のプロジェクトのうちの一つであり、再生可能エネルギーの拡大、電力網の強化、地域の雇用創出を支援できることを誇りに思います」

 リカレント社CEOであるイスマエル・ゲレロ氏は、次のようにコメントしています。「ケンタッキー州ハリソン郡への投資が実現し、大変嬉しく思っています。ブルームーン・ソーラーは、ケンタッキーの経済成長を支える、手頃な価格で地元生産された電力を供給します。今回の資金調達の完了は大きな一歩であり、米国銀行およびコンステレーション社のご支援に感謝するとともに、今後もケンタッキー州への投資を拡大してまいります」

 ブルームーン・ソーラーは、リカレント社にとってケンタッキー州での初めてのプロジェクトとなります。建設期間中に数百人規模の雇用を創出し、地域社会に多大な税収をもたらす見込みです。リカレント社は、同社の地域貢献プログラム「Community CaRE Program」を通じて、ハリソン・メモリアル病院財団や地域イベントなど、地元団体への寄付も行っています。

リカレント社について

リカレント社は、カナディアン・ソーラー社の子会社であり、世界最大級かつ地理的に多様なユーティリティ規模の太陽光発電および蓄電プロジェクトの開発・所有・運営プラットフォームの一つです。業界をリードするエネルギー専門チームを社内に擁し、カナディアン・ソーラーのグローバル開発および電力サービス事業を担っています。これまでに約12GWpの太陽光発電プロジェクトと6GWhの蓄電プロジェクトを、6大陸にわたり開発・建設・系統連系を成功させています。2025年3月31日現在、グローバルのパイプラインは中国を除き約25GWpの太陽光発電および69GWh超の蓄電容量を有しています。詳細は、www.recurrentenergy.comをご覧ください。

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