2021.05.19news

AIを使った蓄電最適化企業HABITAT ENERGY社との戦略的パートナーシップに投資

グローバルなパートナーシップにより、複合的な蓄電プロジェクト・ソリューションとプロジェクト開発の業界リーダーとしてのCanadian Solarの地位、そして蓄電・再生可能エネルギー最適化の大手企業としてのHABITAT ENERGY社の地位がさらに強固なものとなるでしょう

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年5月13日、人工知能(AI)と機械学習を使った蓄電資産の電力取引および資産最適化サービスの英国大手企業であるHabitat Energy Limited(Habitat Energy社)と戦略的パートナーシップを締結し、Habitat Energy社への投資を実施したことを発表しました。このパートナーシップにより、カナディアン・ソーラーは、系統の安定性を向上させ、よりクリーンでスマート、効率的な電力系統へ向けた世界的なエネルギー転換に貢献すると同時に、蓄電資産の開発事業者および所有者に対して高度な技術ソリューションを提供し、取引の最適化による追加収益を獲得できるでしょう。

 Habitat Energy社は、グリッドスケールの蓄電資産に対して最先端の最適化サービスを提供します(卸電力市場および需給調整市場向けの完全なルートツーマーケット(RTM)の機能を備えた取引プラットフォームを含む)。Habitat Energy社の独自ソフトウェアであるPowerIQは、アルゴリズム予測とAIを組み合わせて、資産のパフォーマンスと価値を最大化します。このソフトウェアは、電力取引の経験が豊富なチームがサポートしており、Habitat Energy社の英国のポートフォリオから市場をリードする収益パフォーマンスを提供しています。

 このパートナーシップは、当社のグローバルな事業規模や展開力を活用し、世界各地で提供するシステムソリューションや資産に、蓄電・太陽光発電ソリューションの最適化サービスおよび派遣サービスを提供します。また、Habitat Energy社のプラットフォームの最新の世界展開状況と、英国およびオーストラリアで確立されているプレゼンスも活用します。

 当社は現在、非常にバンカビリティ(融資適格性)が高く、競争力のある統合蓄電ソリューションを提供するために、再生可能エネルギー・プロジェクトの開発と遂行に豊富な経験を持つターンキー蓄電システムのトッププロバイダーの1つです。蓄電部門には、蓄電と再生可能エネルギーの経験豊富なスタッフが配置されており、主要な蓄電池技術パートナーやプロジェクト開発事業者の皆様と緊密に連携して革新的な蓄電ソリューションを提供しています。当社はまた、蓄電池の容量増強、エネルギー容量保証と性能保証、安全で信頼性の高いシステム運用など、蓄電サービスのお客様に長期的な運用・保守(O&M)サービスを提供しています。

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「これからの電力系統は、再生可能エネルギーと蓄電によってのみ構築されるのではなく、AI、ビッグデータ、機械学習、クラウドコンピューティングなど、多くの技術によって強力に推進されます。Habitat Energy社は、AIを使った蓄電池の最適化サービスおよびディスパッチ・サービスにおいて実績のある大手企業です。私たちは、電力市場での取引を前提とする蓄電システムを大規模投資の対象にすることは、低炭素の未来を実現し、今後何世代にもわたって私たちの住む場所を守るための重要なステップであるというHabitat Energy社の信念をしっかりと共有しています。このパートナーシップを通じて、世界各地の消費者の皆様にとってよりスマートで安定した、よりクリーンで強力な、グローバルな電力系統の実現に貢献しつつ、継続的にプロジェクト所有者と投資家の皆様のリスクを取り除き、リターンを高めてまいります。」

 Habitat Energy社の共同創設者兼CEOのアンドリュー・ルアーズ氏は次のようにコメントしています。「カナディアン・ソーラーとのパートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。蓄電設備を備えた再生可能エネルギーは、エネルギー転換にとって不可欠なものであり、その潜在性を最大限に引き出すためには、バリューチェーン全体にわたる継続的な革新とコラボレーションが必要です。当社は、将来の世代のため、よりクリーンな地球の実現に向けて取り組むというカナディアン・ソーラーの使命を共有し、世界中で蓄電プロジェクトおよび「太陽光発電+蓄電」プロジェクトで協力することを楽しみにしています。」

Habitat Energy社について

Habitat Energy社は、蓄電資産の運用・管理を行う企業として2017年に設立されました。現在は、「再生可能エネルギー+蓄電」システムまたは再生可能エネルギーシステム単独で、再生可能エネルギーのオフテイク(引き取り)と管理も行っています。蓄電と市場最適化の集中的な予測と算定への需要に対処できるアルゴリズムおよび機械学習技術に基づいて、市場をリードする取引プラットフォームを独自に開発しました。Habitat Energy社のシステムはまた、蓄電の物理的な機能と劣化に関する深い洞察を組み入れており、収益を最大化するのではなく、利益を最大化するためのアプローチを提供します。Habitat Energy社は最近、オーストラリアで世界最大の太陽光発電を電源とするバナジウムレドックスフロー電池の最適化契約を受注しました。現在、英国で200MWh超の蓄電資産を運用しています。最近、第三者独立機関から、1MW当たりの収益において最もパフォーマンスの高い資産最適化企業としての格付けを受けました。詳細についてはLinkedIn またはwww.habitat.energy.comをご参照ください。

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