2021.04.13
カナディアン・ソーラー、210MM大型セルを使った最大出力665Wのモジュールの 大量生産を開始
Canadian Solar Inc. (本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」または「当社」)は2021年4月13日(火)に、最大出力665Wの高出力・高効率のモジュールの量産を開始したことを発表しました。
新世代のHiKu7 モジュール(片面発電)およびBiHiKu7 モジュール(両面発電)は、210mmセルを使用し、BOS(周辺機器)およびその他の太陽光発電所のコストを削減することにより、業界で最も競争力のある均等化発電原価(LCOE)を提供いたします。また、これらのモジュールは、太陽光発電システムのシームレスな設置を実現するために、主要な追尾装置およびインバータに対し最適化されています。
HiKu7モジュールおよびBiHiKu7モジュールの最大生産能力は2021年末までに10GW/年に達する予定で、その大半について既にご注文をいただいている状況です。今月にも、高出力・高効率の新モジュールの初回生産分を納品する予定です。
HiKu7モジュールおよびBiHiKu7モジュールは、次の特徴からカナディアン・ソーラーの技術的リーダーシップをさらに強くすることが期待されています。
- 最大665Wの出力クラスと最大21.4%のモジュール変換効率。
- ヘテロタイプリボン(HTR)およびPA(レイアウト)技術を含む、カナディアン・ソーラー独自のセル技術およびモジュール設計の商用展開。どちらの技術も太陽電池セル間のギャップを50%以上削減し、それによって同一面積当たりのモジュール出力を増加させることができます。
- Canadian Solar Advanced Regeneration(CSAR)テクノロジーを使用した、光・熱誘起劣化(LeTID)のさらなる低減。この技術は、光および高温下でのセルおよびモジュールの出力低下をさらに低減し、モジュールの発電量を増加させ、耐用年数を延長します。
- 現在の主力商品である445Wモジュールと比較して、BOSコストは最大5.7%、LCOEは最大8.9%削減させることができ、商業用および電力事業用の太陽光発電所にとって非常に優れた価値を提供します。
- IEC61215およびIEC61730製品規格に従ってVDE認証を取得しています。
カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。 「210mmセルを使用したHiKu7モジュールとBiHiKu7モジュールの量産を開始したことを報告できることを大変嬉しく思います。このことは、高出力セル・モジュール技術のリーダーとしてのカナディアン・ソーラーの新たな節目を示しています。最大出力665Wのこれらのモジュールは、生成される太陽エネルギーのLCOEをさらに削減し、太陽光発電所の発電電力量を増加させます。また、これらのモジュールは、損傷を引き起こさないセルカット技術、厳密なホットスポット制御、低LeTIDを実現する先端技術など、いくつかの特別な技術によって高い信頼性を備えています。これらの革新的な製品と技術は、太陽光発電プロジェクトの収益を押し上げ、太陽エネルギーの競争力をさらに向上させ、世界的なクリーンエネルギーへの移行をさらに加速します。」
詳細については、2021年4月15日に開催される当社のウェビナーでご紹介いたします。ご参加登録はこちら