2018.08.21news

2018年第2四半期の業績発表

Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、米国時間2018年8月14日(火)に、2018年第2四半期(2018年4月1日~6月30日)の業績を発表しました。

 

2018年第2四半期のハイライト

 

  • 第2四半期のモジュール出荷量は、第1四半期の1,374MWに対し、1,700MW。(売上に含まない、自社プロジェクト向けに出荷された246MWを含む)当初の指標は、1.5~1.6GW。

 

  • 売上高は第1四半期の、14.2億ドルから6.5億ドル。当初の指標は、6.9~7.3億ドル。売上高の減少要因は、プロジェクトの売上(第1四半期:8.79億ドル、第2四半期:0.86億ドル)が低かったことと、太陽電池モジュールの平均販売価格の低下によるものです。指標より実績が低いのは、数件のプロジェクト販売が後期に延期されたためです。

 

  • プロジェクト事業の売上高全体に占める割合は、第1四半期の64.2%から20.1%。

 

  • 売上高総利益率は24.5%で、これにはこの期間のモジュール売上高に関連した2件の1,310万ドルと1,260万ドルの反ダンピング関税(AD)および相殺関税の戻り益(CVD)が含まれます。戻り益を除外すると、売上総利益率は20.5%で、第1四半期の売上高総利益率は10.1%。当初の指標は20~22%)

 

  • カナディアン・ソーラーに帰属する純利益は1,560万ドル、希薄化後1株あたり純利益0.26ドル。(第1四半期純利益4,340万ドル、希薄化後1株あたり純損失0.72ドル)

 

  • 第2四半期末の現金、現金等価物および拘束預金の残高は、第1四半期末の11.9億ドルから9.91億ドル。

 

  • 第2四半期の営業活動により使用したキャッシュは、1.74億ドル。第1四半期に獲得したキャッシュは2.53億ドル。

 

  • 2018年7月31日時点における運用中の発電所は1.4GWpで、総再販額は約16億ドルになる見込み。この価格には、米国における当社の株式取引案件クラスBのみ含まれる。

 

 

2018年第2四半期の結果

 

 2018年第2四半期における売上高は6.5億ドルで、第1四半期の14.2億ドルから54.3%減少し、前年同期の6.92億ドル比べると6%の減少となりました。売上高の減少要因は、プロジェクトの売上(第1四半期:8.79億ドル、第2四半期:0.86億ドル)が低かったことと、太陽電池モジュールの平均販売価格の低下によるものです。指標より実績が低いのは、数件のプロジェクト販売が後期に延期されたためです。

 

 第2四半期のモジュール出荷量は、1,700MW(売上に含まない、自社プロジェクト向けに出荷された246MWを含む、第1四半期の出荷量は1,347MW)で、当初の指標は、1.5~1.6GWでした。

 第2四半期の売上総利益は1.59億ドル(第1四半期:1.43億ドル、前年同期1.67億ドル)で、売上総利益率は24.5%(第1四半期:10.1%、前年同期24.2%、当初の指標は20~22%)となりました。これには、2件の1,310万ドルと1,260万ドルの反ダンピング関税(AD)および相殺関税の戻り益(CVD)が含まれます。戻り益を除外すると、売上総利益率は20.5%になります。

 

 

 

プロジェクト事業パイプラインについて

 

 カナディアン・ソーラーでは、プロジェクトパイプラインを、早期~中期、後期の2つに分けています。後期段階にあるプロジェクトについては電力供給契約を持ち、今後2~4年以内に建設予定のものを含みます。なお、いくつかの後期段階にあるプロジェクトについては許認可・系統連系の承認が下りず、結果として完成できない可能性があります。

 

 2018年7月31日時点で、カナディアン・ソーラーは総出力約2.2GWpの後期段階プロジェクトパイプラインを保有しており、内訳は米国459MWp、ブラジル476.2MWp、メキシコ435.7MWp、インド304MWp、日本295.6MWp、中国100MWp、アルゼンチン97.6MWp、チリ18.4MWp、オーストラリア15.3MWp、マレーシア15MWp、台湾14MWp、韓国8MWpです。

 

 

 2018年7月31日時点での米国における当社の後期段階プロジェクトパイプラインは下記の通りです。

発電所名 MW 場所 状況 竣工予定
Mustang 2 210 カルフォルニア州 開発中 2020年
Gaskell West 2 147 カルフォルニア州 開発中 2020年
NC102 102 ノースカロライナ 建設中 2018年
合計 459      

 

 

 日本においては、2018年7月31日時点で、日本国内における開発中の後期プロジェクトパイプライン(FIT確定済)は約295.6MWpで、うち67.4MWpが建設中、228.2MWpは開発段階にあります。入札にて得た11.4MWpのプロジェクトはFIT認定後に後期段階プロジェクトパイプラインに追加されます。また、2018年5月に、56.3MWp規模の山口新美祢太陽光発電所太陽光発電所の商業運転を開始し、7月には、2.2MWpのプロジェクトを竣工しました。

 

 2018年7月31日時点で、日本国内で商業運転を予定している後期段階にあるプロジェクトパイプラインは下記の通りです。

2018 2019 2020 2021~ 合計
出力 14 97.9 47.8 135.9 295.6

 

 

 2018年7月31日時点で、ブラジルにおける当社の後期段階プロジェクトパイプラインは下記の通りです。

発電所名 MWp 場所 状況 竣工予定
Francisco Sa 122.2 Ceara 開発中 2021年
Jaiba 97.3 Minas Gerais 開発中 2021年
Lavras 144.7 Minas Gerais 開発中 2021年
Salgueiro 112 Pernambuco 開発中 2020年
合計 476.2      

 

 2018年4月、ブラジルのA4入札において3件の太陽光発電所(出力合計364.2MWp)を獲得しました。20年間の電力購入契約(PPA)に基づき、平均価格118.15ブラジルレアル(およそ35.58米ドル)/MWhで売電されます。当社が開発および建設し、2021年に商業運転を開始する予定です。

 

 

 2018年7月31日時点でメキシコにおける当社の後期段階プロジェクトパイプラインは下記の通りです。

発電所名 MWp 場所 状況 竣工予定
EL Mayo 124 Sonora 開発中 2020年
Horus 119 Aguascalientes 開発中 2020年
Tastiota 125 Sonora 開発中 2020年
Aguascalientes 67.7 Aguascalientes 建設中 2018年
合計 435.7      

 

 

 2018年7月31日時点で、中国における当社後期段階プロジェクトパイプラインは100MWpです。

 

 

 

稼働中の太陽光発電所について

 

 2018年7月31日時点で、上記の後期段階プロジェクトパイプラインに加え、稼働中のプロジェクト(太陽光発電所)合計は1.4GWpです。これらの発電所は、「プロジェクト資産」、「売却目的保有資産」および「太陽光発電所、純額(ネット)」として貸借対照表に計上されています。なお、2018年第2四半期の発電収入は、250万ドルでした。貸借対照表に「プロジェクト資産」として計上されたプロジェクトの売却は、収益認識基準が満たされれば売上高として計上されます。また、「売却目的保有資産」および「太陽光発電所、純益(ネット)」として計上されたプロジェクトの売却益は、「その他の営業利益(費用)」として計上されます。

 

 

 2018年7月31日時点における稼働中の発電所は下記の通りです。

アメリカ 日本 ブラジル 中国 インド その他 合計
499 144.1 79.8 487.6 126.1 41.2 1,377.8

※本文は、2018年8月14日(火)に発表されたカナディアン・ソーラー2018年第2四半期の業績発表プレスリリースの一部を参考和訳したものです。原文英文は、下記リンクからお読みください。
http://investors.canadiansolar.com/news-releases/news-release-details/canadian-solar-reports-second-quarter-2018-results

<< ニュースリリース一覧に戻る