2020.09.01news

中国の資本市場へのアクセス拡大に向けた戦略的決定を発表

Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2020年7月27日、当社の独立取締役特別委員会が、社外の財務顧問および法務顧問の支援を受けて、当社の戦略的選択肢の検討を完了したと発表しました。

 

 戦略的な検討結果を評価した当社の取締役会は、上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」または深セン証券取引所の創業板(チャイネクスト)(いずれも急成長している革新的企業を支援することを目的としている)への、当社のモジュール・システム・ソリューション(MSS)事業の上場を目指すことを決定しました。MSS事業の上場には、当社の主要な中国子会社および海外販売子会社(総称して「子会社」という)の株式が含まれます。

 

 中国IPO(新規株式公開)市場における過去の事例によると、上場手続きには18~24ヶ月を要する見込みです。上場資格を得るには、中国の証券規制に準拠して、中国に居住する投資家からの資金調達による上場が完了する前に、子会社を中外合資会社に転換する必要があります。

 

 また、当社は太陽光発電および蓄電プロジェクトの開発と選択的な部分所有に焦点を当てた世界有数のグローバルなエネルギー事業を保有しており、NASDAQ上場を維持する所存です。このために、当社は、公募・私募での資金調達することにより、クリーンで収益性の高い、反循環的な太陽エネルギーインフラ投資に資本を展開する機会を求める長期投資家との資本提携を引き続き目指します。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「今回の中国におけるMSS事業の上場が実現すれば、投資資本を調達し、太陽光発電製造における当社の主導的地位を強化するための新しいプラットフォームを提供してくれることになるでしょう。一方、カナダ企業としてNASDAQ上場を維持し、長期投資家と提携することで、引き続き世界中の全ての主要市場において太陽光発電プロジェクト開発のプラットフォームを成長させ、2つの補完関係にある事業から相乗効果を生み出します」

 

 ショーン・クー博士は続けます。「当社株主の皆様は、中国のIPO株式発行企業の所有者として、太陽光発電製造事業を引き続き所有し、潜在的な成長の恩恵を受けるでしょう。金融市場を開放し、当社のような海外の株式発行企業を歓迎する中国の継続的な努力に感謝します」

 

 中国株式市場でMSS事業を上場できるかどうか、また上場後の市場評価は、中国および世界の資本市場の状況、上場証券の規制環境、当社の財務実績、中国における上場要件の履行など、さまざまな要因に左右されます。

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