2022.03.07news

ブラジルにおいて381MWpの太陽光発電プロジェクトのコーポレートPPAを締結

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2022年2月25日、ブラジルの381MWpの太陽光発電プロジェクトの総発電量の50%について、グローバル・エネルギー事業部門がこのほど、中南米最大級の鉄鋼メーカーであるミナスジェライス製鉄所(ウジミナス社)とコーポレートPPA(企業が発電事業者と直接締結する長期電力購入契約)を締結したことを発表しました。

 今回締結したPPAに向け、当社はブラジル・ゴイアス州で381MWpのモラダ・ド・ソル太陽光発電プロジェクトを開発・建設します。2024年第1四半期に着工、2025年1月までに商業運転を開始する予定です。ブラジルの自家発電の枠組みの下、企業のお客様と直接契約を締結する、初のコーポレートPPAです。お客様の電力コストを直接的かつ大幅に削減することが見込まれており、ブラジルにおける当社の新たなランドマークとなる見込みです。

 モラダ・ド・ソル・プロジェクトでは、当社の高効率両面発電型BiHiKuモジュールを使用する予定で、運転開始後は年間約790GWhのクリーンエネルギーを発電する見込みです(約432,700世帯の年間電力消費量、または118,500トンの二酸化炭素排出量削減に相当)。

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「当社は独自のESG目標の達成に向けて取り組んでいます。モラダ・ド・ソル・プロジェクトでは、カスタマイズ・ソリューションでウジミナス社と提携し、同社のエネルギー・コスト削減とESG目標達成のお手伝いができることを誇りに思っています。今回の取引は、ブラジルにおける当社の事業基盤と主導的立場の強化にもつながります。また、当社はブラジルで累積4.1GWp以上のプロジェクトを開発しており、この国で当社がお客様に持続可能で競争力のある革新的なソリューションを提供し続けることができるということの証でもあります」

 ウジミナス社の最高経営責任者(CEO)のセルジオ・レイテ・デ・アンドラーデ氏は次のようにコメントしています。「今年、創立60周年を迎えるにあたり、当社は将来を見据え、事業の持続可能性を確保することにコミットしています。カナディアン・ソーラーと提携し、当社の事業活動に太陽光発電電力を供給していただくという取り組みは、より一層ESGアジェンダの原則に沿った事業を行うための重要なステップです」

ウジミナス社について

ウジミナス社はブラジルの大手普通鋼メーカーであり、中南米最大規模の一貫製鉄所を保有する企業です。6つの州に生産・物流拠点を持ち、鉄鉱石の採掘から鉄鋼製造、市場向けにカスタマイズした製品や資本財への加工まで、製鉄のサプライチェーン全体で事業を展開しています。また、中南米の鉄鋼メーカーとしては最大かつ最も革新的な研究開発センターを保有しています。近年の技術進歩により、すべての生産ラインにおいて革新・技術・品質を確保し、高付加価値の製品やサービスに重点を置いて、市場に多様なポートフォリオを提供しています。

環境に配慮した経営を実施した結果、鉄鋼メーカーとしては世界で2番目にISO14001の認証を取得しました。また、ウジミナス研究所と聖フランシスコ・ザビエル財団を通じて地域社会の発展にも貢献しており、健康、教育、文化、スポーツ、社会開発の分野でプロジェクトを実施しています。サンパウロ証券取引所、ニューヨーク証券取引所(ADRレベル1)、マドリード証券取引所に上場しています。

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