2022.09.07news

チリの公募入札で253MWpの太陽光発電+1,000MWhの蓄電池プロジェクトを落札

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2022年9月1日、2022年7月にチリ国家エネルギー委員会(CNE)が実施したチリの公募入札CNE 2022/01において、253MWpの太陽光発電+1,000MWhの蓄電池プロジェクト(「サルディバル・プロジェクト」)を落札したことを発表しました。CNEは、合計発電電力量が777GWh/年となる3件の新規再生可能エネルギー・プロジェクトを選定しました。このうちサルディバル・プロジェクトが16%を占めることになります。

 チリ・アントファガスタ州に建設予定のサルディバル・プロジェクトは、現在開発の中期段階にあります。2024年に着工、2026年に商業運転を開始する予定です。運転開始後、太陽光発電による発電電力の一部を15年間のドル建て電力購入契約(PPA)に基づき複数の配電事業者が購入する予定です。残りは民間のエネルギー・オフテイカーが購入する予定です。

 サルディバル・プロジェクトには、チリの二酸化炭素排出量削減目標に大きく貢献するだけでなく、国内の送電網の信頼性を向上させるという重要な意義があります。具体的には、年間26.3万トン以上の二酸化炭素排出量を削減することが期待されています。さらに、サルディバル・プロジェクトの蓄電池の部分は、常時出力、アンシラリーサービス、エネルギー取引サービスを提供することにより、チリの送電網の信頼性と安定性の向上に資するとともに、収益源の多様化によりプロジェクトの長期的な価値を高めます。

 カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「チリは中南米で最も有望な再生可能エネルギー市場の1つです。当社が落札した今回の太陽光発電+蓄電池プロジェクトは、中南米、とりわけ当社が600MWpの太陽光発電プロジェクトと2.2GWhの蓄電池プロジェクトのバックログを持つチリにおける当社の主導的地位を強化するでしょう。当社は、チリにおけるプロジェクト・パイプラインを引き続き拡大し、2050年までにカーボンニュートラルを達成するというチリ政府の目標達成を支援します」

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