Canadian Solar Inc.（本社：カナダ・オンタリオ州、CEO：ショーン・クー、NASDAQ：CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」）は、2023年5月17日（水）に、過半数株式を保有する子会社であるCSIソーラー株式会社（「CSIソーラー」）の一部であるCSI Energy Storageが、米テキサス州のAypa Power社プロジェクトに363MWhの蓄電池製品を提供することを発表しました。このプロジェクトは、2024年第2四半期までに商業運転を開始する予定です。

　本日発表された供給契約により、CSI Energy StorageとAypa Power社とのパートナーシップが拡大します。今年2月、両社は、南カリフォルニアで開発中のAypa Power社のCaldプロジェクトをサポートするために、487MWhの蓄電池製品の供給契約を締結したことを発表しました。今回の発表により、CSI Energy StorageはAypa Power社に対して合計850MWhの蓄電池製品を供給することになります。

　カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「Aypa Power社は、北米全体で独立型蓄電池プロジェクトの最も強固なパイプラインの1つを持っています。CSI Energy Storageは、後期段階の蓄電池プロジェクトおよびハイブリッドの開発プロジェクトを実行し続けているAypa Power社にとって信頼できるパートナーであることを嬉しく思います。これら2つの影響力のあるプロジェクトを稼働させ、米国で急拡大しているエネルギー貯蔵市場をサポートすることを楽しみにしています」

　Aypa Power社のCEOであるモエ・ハジャベド氏は、次のようにコメントしています。「CSI Energy Storageとのパートナーシップを拡大できることを嬉しく思います。今回の供給契約は、カリフォルニア州とテキサス州に信頼性の高い、持続可能なエネルギーを供給するという当社の取り組みにおける重要な一歩です。プロジェクト開発・運用に関する当社の専門知識とカナディアン・ソーラーの最先端技術を組み合わせることで、米国で拡大するエネルギー貯蔵の需要に対応できます。共にイノベーションを推進し、よりクリーンでレジリエント（強靱）な電力系統への移行を加速します」

　このプロジェクトでは、大規模プロジェクト向けにCSI Energy Storageが独自に設計・製造した蓄電池ソリューションである「SolBank」を利用します。CSI Energy Storageは、これまでに米国、カナダ、英国、中国で約2.7GWhの蓄電池ソリューションを展開してきました。2023年1月31日時点で、CSI Energy Storageの総パイプラインは約25GWhに達しています。

Aypa Power社について

Aypa Power社は、大規模蓄電池プロジェクトおよびハイブリッド再生可能エネルギー・プロジェクトを開発・所有・運営するBlackstone社のポートフォリオ企業です。独立系発電事業者（IPP）として、化石燃料への依存を減らし、気候変動と闘い、電力系統の信頼性とレジリエンス（強靱性）を向上させることを使命として設立されました。2018年に最初の蓄電池プロジェクトの運転を開始して以来、蓄電池プロジェクト開発の最前線に立ってきました。    現在、北米全体で15GW以上を開発しています。詳細については、LinkedInでAypa Powerをフォローしていただくか、http://www.aypa.comをご参照ください。