2022.09.22news

カナディアン・ソーラー子会社のCSI ENERGY STORAGE、大規模プロジェクト向けの蓄電池システム「SolBank」を発売、蓄電池生産能力を10GWh/年に拡張へ

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2022年9月14日(水)、過半数株式を保有する子会社CSI Solar社の一部であるCSI Energy Storageが、大規模プロジェクト向けに独自に設計・製造した蓄電池システム「SolBank」を発売することを発表しました。CSI Energy Storageは、2023年末までに蓄電池の生産能力を現在の2.5GWh/年から10GWh/年に拡張することも発表しました。蓄電池ソリューションSolBankは、米・カリフォルニア州アナハイムで2022年9月19日から9月22日に開催されるRE+展示会で展示されます。

 SolBankは、最大使用可能容量2,800kWhのリン酸鉄リチウム(LiFePO4)電池をコンテナに収めた、最高水準の安全性と信頼性を備えた、大規模プロジェクト向けのシステム設計となっています。SolBankは、液体冷却と湿度制御、アクティブ・バランシング方式のBMS(バッテリー管理システム)技術を用いて設計されており、安全・コンプライアンスに関する最新の国際規格に準拠しています。

 CSI Energy Storageは現在、中国・江蘇省の工場でSolBankを生産しています。現在の蓄電池の生産能力は2.5GWh/年で、2023年末までに10GWh/年に拡張する予定です。工場は完全に自動化された最先端の生産ラインと試験設備を備えており、独自設計のバッテリーモジュールやパックの製造とコンテナ詰めが行われています。

 新発売の蓄電池ソリューションSolBankは、市場で最もバンカブルで競争力のある統合蓄電池システムの1つとなることが期待されています。さらに、CSI Energy Storageは、試運転とインテグレーションのフルサービス、ターンキーEPCプロジェクトの実行、長期的な運用サービス、容量維持などの付加価値サービスをお客様に提供しています。これらのサービスは、カナディアン・ソーラーを代表して長年にわたって再生可能エネルギープロジェクトを提供する中で培われた、担当チームの経験と能力の上に成り立っています。

 2022年第2四半期現在、CSI Energy Storageのシステムインテグレーション・パイプラインの総容量は11GWhに達しました。このうち、861MWhが長期サービス契約締結済み、1.9GWhが建設中または請負済み、8.2GWhが初期段階のパイプラインです。

 カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のように述べています。「当社独自の蓄電池製品であるSolBankを発売できることを大変嬉しく思います。SolBankは、市場でも最高水準の製品安全性とコスト競争力を誇る製品です。当社が蓄電池生産能力を持つことは、蓄電池システム事業の継続的な成長を牽引するとともに、蓄電池プロジェクト開発事業との相乗効果を高めることにつながります。「太陽光発電+蓄電池」 は、気候変動と闘うための重要なソリューションの1つになるでしょう。当社は、既存及び新規のパートナーの皆様と協力して世界の脱炭素化に向けた取り組みに貢献することを楽しみにしています」

 CSI Energy Storageチームは、RE+に出展し、カナディアン・ソーラーのブース(アナハイムコンベンションセンター・ホールA-D #2204)にてSolBank製品を紹介します。

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