2022.09.21
カナディアン・ソーラー子会社のCSIソーラー社、住宅向け蓄電池ソリューション 「EP Cube」を発売、住宅全体への電力供給と完全な電力管理制御を実現
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2022年9月13日(火)、過半数株式を保有する子会社であるCSIソーラー社が、2022年9月19日から9月22日に米・カリフォルニア州アナハイムで開催されるRE+展示会において、軽量で洗練されたデザインのオールインワン住宅用蓄電池ソリューションである「EP Cube」を発売する計画であることを発表しました。正式な発売日は、太平洋標準時の9月21日午後3時です。
EP Cubeの主な特長は以下の通りです。
- 容量は9.9~19.9kWhで、拡張・カスタマイズ可能。
- ハイブリッド・インバータと積み重ね可能な蓄電池モジュールのオールインワン設計により、最小限の壁面スペースで設置可能。
- 軽量かつ設置が容易で、迅速な運転開始を可能にするオールインクルーシブ(全て込み)のコンポーネントとセルフコンフィギュレーションを備える。
- EP Cubeは、新規・既存、AC・DC結合、いずれの太陽光発電システムでも使用可能。
カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「EP Cubeの発売により、当社の既存の取引先やチャネルを活用することで、クリーンエネルギーの提供を住宅用蓄電池市場へ拡大できることを嬉しく思います。このほど米国で可決されたインフレ抑制法は、税額控除やリベートによって再生可能エネルギーへのアクセスを容易にすることで、米国市場のクリーン電力への移行を加速させるでしょう。EP Cubeは、住宅所有者がこれらのインセンティブを活用してクリーンエネルギーに投資するための完璧なソリューションです」
EP Cubeの容量は9.9~19.9kWhで、積み重ねが可能です。最大6台まで並列接続ができ、最大119.9kWhの蓄電容量と45.6kWの出力を実現します。これは、高サージ電流の家電製品および空調機器を備えた平均的な住宅の全電力を供給しても余るほどの容量です。EP Cubeは、最も薄い部分は6.25インチ(16センチ弱)という薄型設計で、設置スペースを最小限に抑え、NEMA規格Type 4Xの防塵・耐湿性能により屋内/屋外での設置に完全に対応しています。
EP Cubeの蓄電池モジュールの重量は1台あたり70ポンド(約32kg)未満で、重量300ポンド(約136kg)以上が主流の住宅用蓄電設備と比較して大幅に軽量化されています。このため、EP Cubeは設置が容易で、輸送コストも低く、各ユニットの運搬と設置を行う施工チームの人数が最小限で済みます。また、モジュール方式を採用しているため、個々のニーズに応じたカスタマイズが可能です。さらに、この蓄電池システムにはSmart Gatewayというインテリジェントな技術プラットフォームが組み込まれており、お客様に負担をかけずに系統連系/自立運転の自動的かつシームレスなエネルギー伝達を可能にします。
EP Cubeは高いカスタマイズ性を持ち、住宅所有者と設置業者双方の多様なニーズを考慮して設計されています。EP Cubeによって住宅全体の電力供給が可能となるため、住宅所有者はどの家電製品に電力を供給すべきかを選択する必要がありません。設置業者は、完全なユニットを効率的に設置することができ、最終的には成長とコスト削減を実現できます。
カナディアン・ソーラーは、住宅所有者が蓄電池システムを管理するためのアプリもリリースします。EP Cubeアプリによって、発電量と電力消費量を容易にリアルタイムで監視できるようになります。住宅所有者は、住宅のエネルギー管理およびOTA(Over The Air:無線ネットワークを利用した通信)のソフトウェア・アップデート・サービスにアクセスすることができます。設置業者は、このアプリを利用してシステムのセットアップやトラブルシューティングを行います。
カナディアン・ソーラーは、9月19日から9月22日に米・カリフォルニア州アナハイムで開催されるRE+展示会のブース番号2204でEP Cubeを初公開、展示します。