2023.05.31news

カナディアン・ソーラー子会社のリカレント社、日本で100MWpの太陽光発電プロジェクトを売却

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2023年5月31日(水)、日本における代表的な大規模太陽光発電プロジェクトである100MWpのあづま小富士第1発電所(福島県)の売却を完了したことを発表しました。みずほ証券株式会社が組成したブリッジファンドを通じて日本の投資家に売却されました。

 当社は、今回の取引による収益を2023年第2四半期に計上する予定です。当社の完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)の日本法人が、取引完了後も引き続き発電所の長期的な運用・保守(O&M)サービスを提供します。

 あづま小富士第1発電所は当社の日本最大のプロジェクトであり、福島県内で稼働中の太陽光発電プロジェクトとしても過去最大で、2022年第3四半期に運転を開始しました。このプロジェクトは当社の高効率HiKuモジュールを採用しており、発電電力は日本の固定価格買取制度に基づき東北電力株式会社に買取期間の残存期間である18年間・36円/kWhで買い取られています。

 カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「この度、あづま小富士第1発電所の売却が完了したことをお知らせいたします。今回の取引により、当社はO&Mサービスに向けた安定的・長期的な収入源を確保しつつ、発電所の収益化を図ることが可能となります。当社は、太陽光発電所および蓄電所のライフサイクルを通じた価値創造の強化・維持に取り組みながら、このビジネスを成長させることを期待しています」

 ショーン・クー博士は続けます。「2014年にこのプロジェクトの開発に着手して以来、当社チームは開発サイクルの各段階で様々な課題を克服する強靱性(レジリエンス)と専門性を発揮しました。チーム一丸となって献身的に取り組み、毎年約110GWh(約31,000世帯の年間電力消費量に相当)のクリーンで信頼性の高い電力を生成し、約5万tCO2e/年の排出削減に貢献する、日本最大級の太陽光発電プロジェクトを耕作放棄地の一画に開発することができました。福島県最大の太陽光発電プロジェクトを完成し売却したことも、リカレント社のグローバルなプロジェクト開発事業における力強い実行力を示すものです」

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