2022.01.26
カナディアン・ソーラー子会社のリカレント社、米バージニア州の150MWACの太陽光発電プロジェクトをアパラチアンパワー社に売却する契約を締結
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2022年1月5日、完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)が米バージニア州ピットシルバニア郡にあるリカレント社の「ファイヤフライ・エネルギー」太陽光発電プロジェクトについて、アパラチアンパワー社と売買契約を締結したことを発表しました。設置容量150MWacのファイヤフライ・プロジェクトは、アパラチアンパワー社がこれまで買収した中で最大規模の太陽光発電プロジェクトとなり、バージニア州クリーンエコノミー法(VCEA)に基づく同社のクリーンエネルギー要件達成に貢献する見込みです。
ファイヤフライ・エネルギー太陽光発電プロジェクトは、建設・所有権移転契約(BTA)に基づきリカレント社が開発・建設する予定です。完成後は、バージニア州、ウエストバージニア州、テネシー州の顧客にサービスを提供するアパラチアンパワー社が長期保有する予定です。地元自治体・州政府の許可やその他の規制当局の承認を得て、2023年初めに着工、2024年に商業運転を開始する予定です。
リカレント社は先月、ピットシルバニア郡監督委員会からファイヤフライ・プロジェクトのサイト選定契約に関する承認を受けました。この契約では、プロジェクトの耐用年数にわたる公共サービスの長期的な収益に加えて、前払い金としてピットシルバニア郡に225万ドルが支払われます。郡行政官のデビッド・スミザーマン氏は次のようにコメントしています。「視覚的な影響を最小限に抑え、地域社会にプラスの影響を与える形でバランスのとれた太陽光発電開発が行われるよう、当郡に協力してくださっているリカレント社に感謝しています」
カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「バージニア州の150MWacのファイヤフライ・プロジェクトは、電力事業者やその他の投資家向けのターンキープロジェクトの提供を通じて米国東部における当社の事業基盤拡大を後押しします。競争入札により当社が選ばれたこと、またアパラチアンパワー社による大規模太陽光発電プロジェクト拡大の一役を担えることを嬉しく思います。開発・建設を通じてこのプロジェクトを推進し、再生可能な太陽光発電プロジェクトを提供することでアパラチアンパワー社からバージニア州のお客様への電力供給サービスをお手伝いできることを楽しみにしています」
2020年にバージニア州議会で可決されたバージニア州クリーンエコノミー法(VCEA)は、バージニア州の電力産業による二酸化炭素排出量をゼロにすることを目指しています。アパラチアンパワー社は今後、主に太陽光、風力、蓄電、省エネルギー対策への投資を通じて、VCEAの目標達成を目指しています。
アパラチアンパワー社の社長兼最高執行責任者(COO)のクリス・ビーム氏は、次のようにコメントしています。「今回のプロジェクトは、お客様にクリーンで信頼性の高い電力を提供する当社にとって最大規模の太陽光発電プロジェクトです。プロジェクトの建設を通じて周辺地域に大きな経済的利益を提供するために、リカレント社と協力して取り組んでまいります」
アパラチアンパワー社は、バージニア州、ウエストバージニア州、テネシー州(AEPアパラチアンパワー社として)に100万人の顧客を擁しています。同社は、よりスマートなエネルギーインフラの構築と、新しい技術とカスタマイズされたエネルギーソリューションの提供に注力するアメリカン・エレクトリック・パワー社(AEP)の傘下企業です。約16,800人の従業員を擁するAEPは、米国最大の送電系統と22.3万マイル(約35.9万km)以上の配電線を運用・維持し、11州・約550万人のお客様に安全で信頼性の高い電力を効率的に供給しています。またAEPは、5,500MWの再生可能エネルギーを含む約30,000MWの多様な発電能力を持つ米国最大級の発電事業者です。