2021.07.28news

カナディアン・ソーラー子会社のリカレント社、米・テキサス州の太陽光発電プロジェクト328MWpの販売を完了

コーポレート・オフテイク契約による初めてのプロジェクト収益化

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年7月21日、完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)が、米国の大手年金・生命保険会社へのMaplewood 1およびMaplewood 2太陽光発電プロジェクトの売却を完了したことを発表しました。両プロジェクトは、米・テキサス州ペコス郡のフォートストックトンとマッケイミーの近郊にそれぞれ位置しており、合計設置容量は328MWp(250MWac)です。いずれも現在建設中で、2021年第3四半期末までに商業運転を開始する予定です。

 Maplewood 1およびMaplewood 2太陽光発電プロジェクトの建設は、リカレント社が、Norddeutsche Landesbank(Nord L/B)を主軸に、カナダ輸出開発公社(EDC、Export Development Canada)、Rabobank、カナダ・ナショナル銀行(NBC、National Bank of Canada)およびBayerische Landesbank(Bayern/LB)が提供する2.82億ドルのデット・ファイナンスによる資金調達を完了した後、2020年夏に開始されました。両プロジェクトのオフテイカーは、世界最大のビールメーカーであるAnheuser-Busch社と、テキサス州・ダラスに拠点を置く「Fortune 100」企業である石油・ガスパイプライン企業のEnergy Transfer Partners社です。Anheuser-Busch社は、15年間の電力購入契約(PPA)に基づきMaplewood 1プロジェクト(222MWac)から電力を購入されます。このPPAは、2025年に再生可能エネルギー電力比率100%というAnheuser-Busch社の目標を4年前倒しで達成するのを支援します。Maplewood 2プロジェクト(28MWac)は、15年間のPPAに基づきEnergy Transfer Partners社にクリーンな電力を提供します。

 両プロジェクトとも、当社の高効率両面発電型モジュールを使用しています。両プロジェクトの発電電力は、年間約518,000トンの二酸化炭素排出削減(112,655台の乗用車の排出削減に相当)に貢献する見込みです。

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「今回の取引は、リカレント社にとって初めての業務用(C&I)オフテイカーへの大規模プロジェクト販売です。すでに、世界中で多くの企業や公共機関が電力を調達するために再生可能エネルギー・プロジェクトと直接契約を締結しており、その数は増加しています。特に企業は、太陽エネルギーが電力コストを削減できるだけでなく、事業活動における二酸化炭素排出量を大きく削減するのにも役立つことを認識しています。世界的なパンデミックがもたらす継続的な課題を考えると、今回の取引はとりわけ期待の高まるマイルストーンであり、太陽エネルギーが真に主流に入ったことの証です」

リカレント社について(カナディアン・ソーラー子会社)

リカレント社(Recurrent Energy)は、競争力のあるクリーンな電力を大口電力顧客に提供する大規模太陽光発電および蓄電プロジェクトの大手開発事業者です。米国に拠点を置くリカレント社は、当社の完全子会社であり、当社の米国プロジェクト開発部門として機能しています。リカレント社は、米国において約5GWの太陽光発電および蓄電プロジェクトを開発中です。同社に関する詳細はwww.recurrentenergy.comをご参照ください。

<< ニュースリリース一覧に戻る