2023.12.12
カナディアン・ソーラー傘下のe-STORAGEが英国でENGIE社に226MWh(DC)の蓄電池プロジェクトを供給へ
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2023年12月6日、過半数株式を保有するe-STORAGEが英国(スコットランド)でENGIE社に226MWh(DC)のターンキーの蓄電池ソリューションを供給する予定であることを発表しました。e-STORAGEは、英国スコットランドのキャスキンとブロックスバーンに、それぞれ56.5MW/113MWh(DC)の容量を持つ2件の蓄電池プロジェクトを建設します。いずれも33kVの電力系統に接続される予定で、系統連系は2025年初頭を予定しています。
e-STORAGEは、両プロジェクトの建設について、ENGIE社とEPC(設計・調達・建設)契約を締結しました。これら2件の蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)プロジェクトでは、信頼性が高くサイクル寿命が長いリン酸鉄リチウム(LFP)電池セル、アクティブ・バランシング蓄電池管理システム(BMS)、高効率熱管理システム(TMS)を使用した独自のコンテナ型蓄電池ソリューションである「SolBank」が採用されます。e-STORAGEのSolBankは、最高水準の安全性と優れたパフォーマンスをお客様に提供します。
キャスキンとブロックスバーン、2件のBESSプロジェクトは、4万世帯以上をサポートし、2050年までにネットゼロに移行するという英国の目標達成を促進する上で重要な役割を果たす見込みです。
ENGIE Battery Storage UK社トップのエイダン・コノリー氏は、次のようにコメントしています。「ENGIEは、スコットランドでキャスキンとブロックスバーン、2件のBESSプロジェクトでカナディアン・ソーラー傘下のe-STORAGEと協業することを楽しみにしています。これらのプロジェクトは、英国のDinorwigとFfestiniogにあるENGIEの既存の揚水発電資産2.1GWとともに機能し、英国での電力の柔軟性関連の大手企業としてのENGIE社の地位を基盤とします。当社は、エネルギー転換を促進するために、2030年までに世界で10GWの蓄電池導入を目標としており、このたびのスコットランドの2件のプロジェクトは、目標実現に向けた新たな一歩です」
e-STORAGEのコリン・パーキン社長は、次のようにコメントしています。「英国でENGIE社と協力して、ブロックスバーンとキャスキンの2件のプロジェクトを実施できることを非常に嬉しく思います。ENGIE社は、クリーンで再生可能な技術をグローバルに展開するというコミットメントを示し続けています。当社は、ENGIE社との堅固なパートナーシップを通じて、進展する英国のエネルギー市場において、今後数年間で数GWの蓄電池を導入するというENGIE社の目標達成に向けたお手伝いをすることを楽しみにしています」