2022.05.18
カナディアン・ソーラーの蓄電池システム・インテグレーション事業部門が 英国で100MWhのEPC契約を締結
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2022年5月9日、4件の蓄電池プロジェクトについて、統合型の蓄電池システムとEPC(設計・調達・建設)サービスを提供するための契約を締結し、英国の大規模蓄電池市場に参入したことを発表しました。 合計100MWh以上となる4件のプロジェクトの所有者はパルスクリーンエネルギー社です。この契約は、両社間の長期的なパートナーシップの出発点となります。
当社は、蓄電池システムと建設サービスの提供のほか、10年間の長期サービス契約を通じてこれらのプロジェクトのO&M(運用・保守)サービスも提供します。
当社のソリューションにより、パルスクリーンエネルギー社は電力系統の安定化サービス(アンシラリーサービス)を最適化し、電力の需給調整機能を強化し、複数の収益源を確保できるようになります。
カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「パルスクリーンエネルギー社にとって初となる蓄電池プロジェクトを建設するためのパートナーとして当社が選ばれたことに感謝しています。過去3年間で、当社は米国において2.5GWhの蓄電池プロジェクトを建設した実績があります。この度、当社は米国以外の市場のお客様からパートナーに選んで頂きました。蓄電池プロジェクト戦略の実施において、今回のようなパートナーシップはクリーンエネルギーへの転換を推進する力となります」
パルスクリーンエネルギー社の最高執行責任者(COO)のトレバー・ウィルス氏は次のようにコメントしています。「これらのプロジェクトは、英国での蓄電池転換プログラムの始まりとなるものです。当社はこれまでに9カ所の ディーゼル発電所を取得しました。これらの発電所の稼働を停止し、グリッドスケール蓄電池資産およびエネルギー最適化資産として再利用するという構想を持っています。蓄電池は電力システムの安定性において重要な役割を果たしており、グリッドスケールの再生可能エネルギーおよび蓄電池技術の導入において豊富な実績を持つ カナディアン・ソーラーのチームとの協業をとても楽しみにしています」
2022年1月31日現在、当社の蓄電池プロジェクト・ポートフォリオには、長期サービス契約に基づく300MWhのプロジェクト、建設中の2,043MWhのプロジェクトと、4GWhを超えるプロジェクト・パイプラインが含まれています。当社の蓄電池チームは、カナダ、米国、英国、オーストラリア、中国で蓄電池プロジェクトを実施し、資源を投入することで、各国での事業基盤を拡大し続けています。
パルスクリーンエネルギー社について
パルスクリーンエネルギー社は、グリッドスケールの蓄電池プロジェクトの開発・運営を通じて、ゼロカーボン・エネルギーシステムへの転換を支援するプロジェクトへの投資に焦点を当てています。パルスクリーンエネルギー社の目的は、再生可能エネルギー技術が繁栄するために必要な均衡と安定性を提供することです。電力の貯蔵と最適化の革新を通じて、完全にカーボンフリーで動作するエネルギー・ネットワークの実現に取り組んでいます。同社に関する詳細は www.pulsecleanenergy.comをご参照ください。