2021.07.21news

イタリアのセントリカ・エナジー・トレーディング社と12MWpの太陽光発電プロジェクトのプライベートPPAを締結

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年7月14日、イタリアにおける2件・合計12MWpの太陽光発電プロジェクトに関して、セントリカ・エナジー・トレーディングA/S(セントリカ・エナジー・トレーディング社)と10年間の電力販売契約(PPA)を締結したことを発表しました。セントリカ・エナジー・トレーディング社は、欧州全域の電力、ガスおよびエネルギー証書の市場で事業を展開する、エネルギーマネジメントおよび最適化サービスの大手プロバイダーです。

 2件のプロジェクトはそれぞれ6MWpで、シチリア島のトラパニとエンナに位置しています。現在、当社が開発を進めており、2021年末までに建設を開始する予定です。2022年4月に商業運転開始予定で、その後、両プロジェクトで発電される太陽光の再生可能エネルギーによる電力は、セントリカ・エナジー・トレーディング社が購入される予定です。いずれも当社の高効率モジュールを使用しており、年間約23GWhの電力を発電する見込みです。これは、イタリアの約9,000世帯に電力を供給できる発電電力量で、二酸化炭素換算で年間7,150トンの排出量の削減に相当します。

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「当社は、2ヶ月足らずの期間で当社にとってイタリアで2度目となる12MWpのPPAを発表できることを誇りに思います。セントリカ社と契約を締結した2件の太陽光発電プロジェクトは、当社がイタリアで開発中の、補助金を受けない1.3GWpの太陽光発電資産ポートフォリオの一部です。1.3GWpのポートフォリオでは、当社がポートフォリオ管理戦略を遂行し、イタリアでのプレゼンスを拡大するにあたって、様々なお取引先のご協力を受けて開発しています。当社は、欧州の大手エネルギー取引事業者であるセントリカ社と協業する機会を得られたことを誇りに思っています。今後、この協力関係がさらに拡大することを楽しみにしています」

 セントリカ社エネルギーマーケティング&トレーディング部門南欧オリジネーション責任者のリカルド・ロッシ氏は次のようにコメントしています。「カナディアン・ソーラーと共に、エネルギー転換の一翼を担えることを嬉しく思います。当社は、堅固で経済的なPPA構造を通じて、公的な補助金に頼らずに新たな再生可能エネルギー資産を財政的に実行可能なものとすることができると確信しています」

セントリカ・エナジー・トレーディング社について

セントリカ・エナジー・トレーディング社は、200年にわたりお客様にサービスを提供してきた、国際的な大手エネルギーサービス・プロバイダーおよびソリューション・プロバイダーです。英国、アイルランド、北米、欧州大陸で、ブリティッシュ・ガスなどのブランドを通じて約1,300万人のお客様にサービスを提供しています。当社は、変化するお客様のニーズを満たすことに注力し、お客様がより低炭素な未来に移行できるよう尽力致します。

エネルギーマーケティング&トレーディング部門は、セントリカplcの取引・最適化を担う部門です。セントリカグループのコモディティ・リスクを管理し卸売市場へのアクセスを提供するとともに、法人のお客様にエネルギーマネジメントと最適化サービスを提供する大手プロバイダーです。欧州では14GWの契約済プロジェクトを保有しており、その8割以上が再生可能エネルギー資産です。

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