2020.12.25
イタリアにおいて290MWpのグリーンフィールド太陽光発電ポートフォリオの売却を完了
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2020年12月22日に、Big Fish SPV S.r.l(Big Fish)およびIron SPV S.r.l.(Iron)の2件の太陽光発電プロジェクトの残りの30%の所有権をFalck Renewables社へ売却したことを発表しました。両プロジェクトはイタリアのシチリア島にあり、想定発電容量は合計で290MWpを超えています。当社は、売却収益を2020年第4四半期に計上する予定です。
当社は、Big FishプロジェクトおよびIronプロジェクトの共同開発に向けて、2019年にFalck Renewables社と提携し、プロジェクトの70%の所有権をFalck Renewables社に売却しました。その後、両プロジェクトは系統接続と予備的な土地の権利を確保し、許認可も申請しました。
カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「本件でFalck Renewables社と提携し、イタリアにおいて当社のプロジェクト・ポートフォリオを拡大し、プロジェクト開発を進展させることができたことを嬉しく思います。イタリアにおける当社の今後の戦略は、現在、イタリア全土で合計1.3GWpを超えるパイプラインの拡大と多様化に焦点を当てることです。2021年には、約140MWpが着工通知書(NTP)を受け取る段階に達する見込みです。また、長期エネルギー販売契約の締結にも注力し、プロジェクトが生み出す価値を最大化します」
ショーン・クー博士は続けます。「イタリアは、太陽エネルギーが卸売水準で既存の電力とコストが等価になるグリッドパリティに達しています。エネルギー販売契約の成長は今後数年間で加速すると期待しています。これは、今後10年間で太陽光発電設置容量を大幅に増やすというイタリア政府の野心的な目標を後押しするものです。エネルギー市場は、新型コロナウィルスの影響から、控えめではありますが前向きな改善の兆候を示しており、 民間PPA市場には新たな魅力的な事業機会が見られます。当社は、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域において当社の最も強力な中核市場の1つであるイタリアでの事業機会に大きな期待を寄せており、市場シェアを獲得し、イタリア太陽光発電市場の主要プレーヤーの1社としての地位を固めることを目指しています」