2020.03.31
イタリアでプロジェクト・ファイナンスを獲得 イタリアでの太陽光発電プロジェクト開発への投資を続ける方針
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、本日、イタリア大手銀行の Intesa Sanpaoloから、5500万ユーロの相対型のリボルビング・クレジット・ファシリティを獲得したことを発表しました。調達資金は、イタリアのシチリア州、プーリア州、ラツィオ州で計画している合計151MWpの太陽光発電プロジェクト・ポートフォリオの開発に充てる予定です。このうち、最初のプロジェクトは2020年第3四半期に着工する予定です。
カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「カナディアン・ソーラーは、世界各地の従業員、お客様やパートナーの皆様と常に連帯してきました。今回、プロジェクト建設に向けた資金を確保したことで、現在の困難な状況にあってもイタリアの太陽光発電市場にコミットし、今後も投資を続ける方針です。」
12件のプロジェクトからなるポートフォリオは、イタリア初の補助金を受けない大規模太陽光発電プロジェクトの1つです。これらのプロジェクトは、当社のHiKu CS3W-425太陽電池モジュールを採用し、EPCも当社が担当します。
これらのプロジェクトが稼働すると、年間約287GWh(57,331人の年間電力消費量に相当)の太陽光発電電力を発電し、年間73,384トンの二酸化炭素排出削減に貢献する見込みです。
当社にとってイタリア初の相対型リボルビング・クレジット・ファシリティの1つとなる今回の資金調達は、これまでにない規模であり、世界の太陽光発電市場における当社のバンカビリティ(投資適格性)の高さを示しています。当社がこれまで18年間にわたって培ってきた、高品質の製品性能、太陽光発電プロジェクト開発における実績、および経営陣の戦略と実行力に基づいて、このような高いバンカビリティを獲得することができました。
当社は、重要なイタリアの再生可能エネルギー市場での指導的立場をさらに強化し、2050年までにカーボンニュートラルな経済を実現するという欧州連合(EU)の目標達成に向けて前進するために、Intesa Sanpaoloと継続的に協業してゆく意向です。
ショーン・クー博士はさらに次のようにコメントしています。「当社に対するIntesa Sanpaoloの信頼と太陽光発電開発への支援に感謝します。イタリアは、補助金を受けない太陽光発電電力がすでに従来型エネルギー源と競争している重要なエネルギー市場です。一方で、その経済規模と豊富な太陽エネルギー資源を考えると、欧州で最も急速に成長する太陽光発電市場の1つになると予想されます。当社は、カーボンニュートラルな未来を構築するという目標を達成する上で重要な役割を果たすことができる立場にあります。」
当社は、2018年からイタリアの補助金を受けない太陽光発電市場で事業を展開しており、現在、許認可取得段階にある900MWpを超えるプロジェクトパイプラインを保有しており、イタリアにおける大手太陽光発電開発企業となっています。当社はまた、スペインや英国など、補助金のない欧州の主要な太陽光発電市場でもパイプラインを拡大しており、欧州全域で2GWp以上のポートフォリオを開発しています。