Canadian Solar Inc.（本社：カナダ・オンタリオ州、CEO：ショーン・クー、NASDAQ：CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という）は、2022年3月8日、合計84MWpとなる2つの開発中の太陽光発電プロジェクトの発電電力の70％について、それぞれ10年間の電力販売契約（PPA）をアクスポ・イタリア社と締結したことを発表しました。アクスポ・イタリア社は、イタリア電力自由市場で最大級の企業であり、高い信頼性とバンカビリティ（融資適格性）を誇る再生可能エネルギー発電事業者です。

　イタリア中部ラツィオ州のヴィテルボ市の33MWpプロジェクトと、シチリア島西部のトラーパニ市の51MWpのプロジェクト、合計84MWpとなる2つのプロジェクトは、当社が開発を進めており、2022年内に着工予定です。2024年1月に商業運転を開始する予定で、アクスポ・イタリア社が両プロジェクトからクリーンな太陽光発電電力を購入する予定です。運転開始後の年間発電電力量は約156GWhとなる見込みです（約61,000世帯の年間電力消費量、48,500トンの二酸化炭素排出量削減に相当）。

　カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「ビジネスパートナーであるアクスポ・イタリア社と2件目および3件目となるPPAを締結し、契約量ベースでイタリア最大の太陽光発電開発事業者となったことをうれしく思います。イタリアにおける再生可能エネルギーの成長は、国内の脱炭素化およびエネルギー安全保障の目標を達成するために不可欠です。当社は、欧州においてクリーンエネルギープロジェクトのパイプラインを引き続き拡大し、主導的役割をさらに強化してまいります」

　アクスポ・イタリア社のシモーネ・デマルキ最高経営責任者（CEO）は、次のようにコメントしています。「再生可能エネルギー源による発電・配電のための長期PPAの拡大・強化を継続的に支援することは、当社にとって非常に重要です。本日、再生可能エネルギー分野において国際的な取引を行ったことを誇りに思っています。イタリア市場がこの分野の重要性を認識し始めていることは、とりわけ喜ばしいことです。カナディアン・ソーラーのような実績あるパートナーとの協業により、PPAは新たなクリーンエネルギー発電所の建設を推進するための最良のツールの一つとなります。PPAを通じて、クリーンエネルギー発電所は脱炭素化を達成するための野心的な目標や戦略の中核となります」

アクスポ社について

アクスポ社は、革新的なエネルギーソリューションを通じて持続可能な未来を実現することを唯一の目的として事業を展開しています。スイス最大の再生可能エネルギー発電事業者であるとともに、エネルギー取引、太陽光発電および風力発電のマーケティングにおける国際的な大手企業です。革新、協業、影響力のある変革に情熱を持って取り組む5,000人以上の従業員の経験と専門知識を結集しています。最先端技術を駆使し、欧州、北米、アジアの30カ国以上において、進化するお客様のニーズにお応えするために革新を進めています。

アクスポグループ傘下のアクスポ・イタリア社は、イタリアのエネルギー市場が自由市場へ移行した2000年に設立され、今やエネルギーのサプライチェーン全体にわたってプレゼンスを持つ主要なプレーヤーであり、イタリアのエネルギー自由市場で3番目の規模の事業者です。アクスポ・イタリア社は、アクスポグループの全世界での実績をイタリア市場に持ち込み、イタリアのエネルギー連鎖全体の価値を生み出し、企業の競争力を決定する上でエネルギー供給が果たす基本的な役割を確信しています。アクスポ・イタリア社はジェノヴァに本社を置き、ミラノとローマに営業・駐在員事務所を構えています。