2023.08.17news

「サステナビリティレポート2022年」を発行

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2023年7月31日、「サステナビリティレポート2022年」を発行したことを発表しました。この報告書には、環境・社会・ガバナンス(ESG)の観点から、当社のサステナビリティ(持続可能性)戦略の推進に向けた活動の進捗状況のハイライトをまとめています。

 この報告書のサステナビリティ(持続可能性)に関する情報開示は、国際基準である気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、米国サステナビリティ会計基準審議会(SASB)、およびGlobal Reporting Initiative(GRI)に従って作成されています。サステナビリティレポートの全文(英文)は、こちらをご覧ください。

 サステナビリティレポートのハイライトは次の通りです。

  • 外部ESG評価機関による高評価:

当社は2023年初頭に、Institutional Shareholder Services(ISS)社のESG投資関連ソリューション事業ユニットで代表的なESG評価機関の一つであるISS ESGによる「ESG コーポレートレーティング」において「プライム」評価に認定されました。業界内でESG評価を受けたグローバル企業約100社の上位5%に入りました。また当社は、サプライチェーン全体の環境・社会・ガバナンスの要因評価で定評のある英国機関Achilles社のESG評価で「エクセレント(優秀)」の認定を受けました。

  • 国際的なESGイニシアチブへの参加を大幅に拡大:

当社は最近、国連グローバル・コンパクト(UNGC)に参加し、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、そして腐敗の防止に関わる10の原則を支持し、遵守することを約束しました。また、当社は最近、SBTi(科学に基づく目標設定イニシアチブ)にコミットメントレターを提出し、科学に基づく、ネットゼロの短期的な気候目標を設定する意向を示しました。さらに、CDPの2023年気候変動質問書に回答し、TCFD提言に沿った気候関連課題への対応方法に関するデータを提供しています。

  • 環境目標・目的の達成に向けた活動は順調に進展:

2022年、当社は、前年比で温室効果ガス(GHG)排出量を3%、エネルギー原単位を7%、用水原単位を30%、廃棄物原単位を15%、それぞれ削減しました。具体的には、GHG排出量については、スコープ3の一部の排出量を開示することで、気候影響の透明性をさらに進展させました。また、2030年までに世界全体の事業活動に使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うという目標の達成に向けて順調に進んでいます。

  • 事業活動とサプライヤーにおける倫理的な労働慣行の確保:

複数のイニシアチブの中で、2022年には122件のサプライヤーESG監査を実施し、強制労働の防止における現代奴隷制度反対の方針、サプライヤー行動規範、人権に関する方針の有効性を評価するための第三者評価を開始しました。具体的には、レスポンシブル・ビジネス・アライアンス(RBA)と協力して、労働慣行、安全衛生、環境、倫理、管理システムの分野を網羅する検証済み監査プログラム(VAP)を実施しています。

  • ダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包摂性)・エクイティ(公平性)の促進:

当社は、従業員の多様性の確立に取り組む機会均等雇用主です。例えば、障がい者雇用機会の提供を継続的に優先しており、2022年時点で120名の障がい者を雇用しています。

  • 地域社会への関与を促進:

当社は、サステナビリティ(持続可能性)関連の活動を組織することで、従業員と会社の使命とを結びつけています。孤児院への寄付や山の清掃活動などを行っています。また、太陽光発電プロジェクトおよび蓄電池プロジェクトの開発や、運用保守(O&M)サービスの提供にあたり、ステークホルダーの皆様と緊密に協力します。

  • 生物多様性の保護:

当社が開発し、O&Mサービスを提供するプロジェクトについて、生物学的保護計画を作成し、対策を講じ、生物多様性保護に関して必要なすべての認可を取得しています。

 当社のチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)のハンビン・チャンは次のようにコメントしています。「サステナビリティ(持続可能性)目標の達成に向けた進捗状況のハイライトをまとめたESGレポートの2022年版を発行できることを嬉しく思います。お客様やパートナー企業の皆様による二酸化炭素排出量の削減と環境影響の低減をお手伝いすることに加えて、自社事業による環境影響の低減にも引き続き取り組んでいます。当社は、ダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包摂性)・エクイティ(公平性)を提唱し、責任あるサプライチェーンの維持に取り組んでいます。ESGへの取り組みは長期的な活動であり、今後、ステークホルダーの皆様との関わりがさらに深まることを期待しています」

 カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「当社のサステナビリティ(持続可能性)戦略の改定は今年が3年目で、当社のチームが成し遂げた成果を誇りに思います。当社は、クリーンエネルギー企業として手頃な価格でクリーンエネルギーを提供することで、世界の脱炭素化目標に貢献しています。国連グローバル・コンパクト(UNGC)とSBTiへの参加は、倫理的な労働慣行、企業倫理、気候変動の緩和と適応に対する当社のコミットメントの証です。当社は持続可能な慣行を継続し、ステークホルダーの皆様に長期的な価値を創造してまいります」

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