2024.06.14news

カナディアン・ソーラー、「2023年コーポレートサステナビリティレポート」を発行

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2024年5月31日(金)に、2023年サステナビリティレポートを発表しました。このレポートはカナディアン・ソーラーの環境的・社会的・ガバナンス(ESG)イニシアティブにおいて、現況とこれまでの成果を公開するものです。

 このサステナビリティレポートで開示されている内容はISSB(国際サステナビリティ基準委員会)によって定められたIFRS(IFRSサステナビリティ開示基準)に関連したSASB(サステナビリティ会計基準審議会)、そしてグローバルレポーティングイニシアティブ(GRI)によって設定されたグローバル基準に沿って作成されています。レポートの全文(英文)はこちらからご覧いただけます。

レポートハイライト:

  • カナディアン・ソーラーのオペレーションの環境への影響を大幅に削減:2023年、カナディアン・ソーラーは、温室効果ガス(GHG)排出、エネルギー、水、廃棄物量を前年度に比べてそれぞれ37%、37%、72%、54%と削減することに成功しました。また、カナディアン・ソーラーはその企業活動全般において循環経済を支持し、リデュース(削減)、リユーズ(再利用)、リサイクルの3Rの原則に従っています。カナディアン・ソーラーは2030年までに、すべてのグローバルオペレーションを100%再生可能エネルギーで供給するという目標を達成する予定です。

  • カナディアン・ソーラーの自社のオペレーションからサプライチェーンをも含む倫理的な労働慣行: 国連グローバルコンパクト(UNGC)の加盟企業として、カナディアン・ソーラーはUNGCの人権・労働慣行・環境保護・企業倫理に関する10の原則を強く支持しています。自社のオペレーションとサプライチェーンの清廉潔白性を徹底させる為に、カナディアン・ソーラーは自社の施設とサプライヤーに対してVAP監査を行う為にレスポンシブル・ビジネス・アライアンス(RBA)にも加盟しています。RBA BAP監査は検査・労働状況・健康衛生・環境・倫理・マネジメントシステム査定の製造現場での評価の業界トップ基準となっています。

  • さらなる情報開示と透明性の強化:カナディアン・ソーラーは関連子会社であるe-Storage・リカレント社のESGストラテジーと実際にこの2社がどのようなことを実行しているかをハイライトした新たな情報公開をしました。e-Storage社の重要な環境メトリックスをサステナビリティレポートに載せることによって、カナディアン・ソーラーは蓄電池システムが再生可能エネルギー源をパワーグリッドに集めるのに非常に重要な役割を果たしており、そしてその結果、グローバルでクリーンなエネルギーへの移行がますます増加してきていることを認識しています。一方で、リカレント社は自社のESGプログラムを構築中で、2025年には2024年のデータに基づいたESGレポートを発行する予定です。

  • ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の積極的な奨励: カナディアン・ソーラーはビジネスデシジョンを下す過程で多様な視点を与えてくれる豊かな感性をもった人材を育てる為にDE&Iを奨励しています。また同一賃金を支持し、女性が男性と同等の賃金をきちんと得られるよう努力しています。2023年、男女の賃金差異の分析を行ったところ、カナディアン・ソーラーで働く女性は、そこで働く男性の所得の95%に相当していることが明らかになりました。5%の所得格差は公平なものと思われます。

  • ESG活動に対して外部からの非常に高い評価とグローバルのESGイニシアティブへの継続的な参加:カナディアン・ソーラーはISS ESG、エンバイロンメントファイナンス、エコバディス、UNEF, アキレス、アーンスト&ヤングといった世界中の一流のエージェンシーから何度もESG高評価・アワードを受けています。また、太陽光スチュワードシップイニシアティブ(SSI)にも参加しており、今後もUNGCや2024年のカーボンディスクロージャープロジェクト(CDP)天候変動質問書にも参加し続ける予定です。カナディアン・ソーラーは科学的根拠に基づいた目標イニチアチブ(SBTi)と一致した独自のお科学的根拠に基づいた気候目標も展開しています。

 サステナビリティ最高責任者である張含氷 (ハンビン・チャン)氏は次のようにコメントしています。「カナディアン・ソーラーが2023年のESGレポートを発表することができて非常に嬉しく思っております。このレポートでは我社が クリーンなエネルギー企業として、これまでどのようなサステナブルな活動をしてきて進歩を遂げたか、また今どのような活動をしているかを明らかにしているものです。我社の生産量がかなり伸びているにも関わらず、我社の技術とオペレーションが日々向上しているおかげで、順調にサステナビリティの目標に向かっています。カナディアン・ソーラーが前進すると同時に、我社はESGイニシアティブと革新的技術の進歩に力を入れ、我社のサステナビリティストラトジーをさらに前進させていくことに焦点を当て続けています」

 カナディアン・ソーラーCEOであるショーン・クー氏は次のようにコメントしています。「我社は4年前にESGストラトジーに見直しを行いました。そして今、チームの目標達成を誇らしく思っています。クリーンエネルギー企業として、世界の脱炭素化に貢献してきました。カナディアン・ソーラーでは、倫理的にビジネスを遂行します。言い換えると、ダイバーシティ・エクイティ・そしてインクルージョンを擁護するということです。また、我社は責任あるサプライチェーンを維持することにコミットしています。カナディアン・ソーラーのカルチャーと社員の結集した努力が我社の成功の礎を形作ります。カナディアン・ソーラーはこれからも倫理ある、そしてサステナブルなビジネスを遂行し続け、ステークホルダーに対して価値を作り出していきます」

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