2020.12.09news

ブラジルにおいてFURNAS社によるプライベートオークションで太陽光発電プロジェクト合計862MWpを落札、BTG社およびFURNAS社と電力販売契約(PPA)を締結

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、このほど、ブラジルにおいてFurnas Centrais Elétricas(Furnas社)によるプライベートオークションで2件・合計862MWpの太陽光発電プロジェクトを落札し、BTG Pactual社(BTG社)およびFurnas社と電力販売契約(PPA)を締結したことを発表しました。

 

 BTG社との12年間のPPAにもとづき、当社はミナスジェライス州の合計170MWpとなる複数のプロジェクトから太陽光発電電力を供給します。これらのプロジェクトは、2021年に建設開始、2022年末までに商業運転開始予定です。BTG社は中南米における大手投資銀行で、ブラジルにおいて最大規模のエネルギー取引事業を行っています。

 

 また、Furnas社は、15年間のPPAにもとづき当社の2件のプロジェクトから発電電力を購入することになります。当社は、これら2件合わせて計692MWpのプロジェクトの開発・建設を行います。1件はセアラ州に建設する260MWpのプロジェクトで、もう1件はピアウイ州に建設する432MWpのプロジェクトです。2件とも、2022年に建設開始、2023年末までに商業運転開始予定です。

 Furnas社は、Centrais Elétricas Brasileiras S.A. – Eletrobras社(Eletrobras社)の過半数保有子会社で、発電・送電・売電が主な事業となっています。ブラジルの16州で事業展開しており、21の水力発電所、2つの火力発電所、1つの風力発電所のほか、3万キロに及ぶ送電線を保有しています。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「BTG社及びFurnas社と提携し、ブラジルの皆様にクリーンな太陽光発電電力を提供できることを嬉しく思います。また、ブラジルの太陽光発電プロジェクト開発市場における当社の主導的地位を強化するために、当社チームが大きな活躍をしてくれたことを誇りに思います。今年6月に274MWpのコーポレートPPAを締結して以降、今回のPPAとオークションで確保した容量は当社史上最大です。これにより、当社のブラジルにおけるPPA締結済み(またはこれに相当する)太陽光発電プロジェクトは2.2GWp近くにまで増加しました」

 

 ショーン・クー博士は続けます。「現在当社はブラジルにおいて『ブラジル版インフラ参画投資ファンド(FIP-IE)』の設立準備を進めており(2021年設立予定)、プロジェクトの収益化戦略も順調に進んでいます。これは、資本配分を最適化する中で、ブラジル市場における当社の成長を加速させるのに役立ちます。これについては、また後日進捗状況をお知らせします。」

 

 すべてのプロジェクトには、当社の最新製品である、最大出力665Wpの高出力シリーズ7両面発電型太陽電池モジュールを採用する予定です。

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