2020.10.26news

カナディアン・ソーラー、韓国電力公社、Sprott社が、メキシコのTastiotaプロジェクト向けにSMBCと9,300万米ドルのノンリコースの融資契約を締結

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2020年10月6日、メキシコ・ソノラ州のTastiota太陽光発電プロジェクト(126MWp)に向けた融資契約を締結したことを発表しました。今回のノンリコース融資パッケージは当社がアレンジしたもので、三井住友銀行(SMBC)から融資提供を受けました。SMBCは、今回の取引において単独でストラクチャリングを担う、主幹事銀行としての役割を果たしました。

 

 Tastiotaプロジェクトの融資パッケージは、6,700万米ドルのシニアローン、1,500万米ドルの信用状ファシリティおよびプロジェクトの建設・運用段階を対象とする1,200万米ドルの付加価値税(VAT)ファシリティで構成されています。

 

 2019年11月、当社はメキシコにおける合計370MWp分のプロジェクト・ポートフォリオの49%持分を韓国最大の電力会社である韓国電力公社(以下、KEPCO)と大手ファンド企業のSprott Korea社(以下、Sprott社)に売却しました。これに伴い、三社は、当社が所有するこれらのプロジェクトの残りの持分を商業運転開始日以降に、KEPCO及びSprott社が取得することで合意しました。

 

Tastiotaプロジェクトは、メキシコの第三回エネルギー入札で電力販売契約(PPA)を獲得しました。発電電力は15年間のPPAと20年間のクリーンエネルギー証書における認定の下、メキシコ電力公社(CFE)に売電される予定です。Tastiotaプロジェクトは、当社の高効率BiHiKuモジュールを採用し、2020年末に運転開始予定です。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「メキシコのグリーン戦略と再生可能エネルギー目標を支援するためにSMBCと提携できることを非常に嬉しく思います。また、当社のグローバルパートナーであるKEPCOおよびSprott社と協力してこのプロジェクトを推進できることを光栄に思います。昨今の緊急事態においてノンリコースのプロジェクトファイナンスを獲得できたことは、当社のビジョンと、  メキシコ、ラテンアメリカでクリーンな太陽エネルギーを当社がより広く提供できるという金融市場からの信頼を力強く示唆しています。ラテンアメリカにおける2.9GWpのバックログのプロジェクト・ポートフォリオの中から、メキシコで436MWpのPPAを締結した当社チームの成果を誇りに思います。当社は、引き続きラテンアメリカ市場を重視し、エネルギー規制当局、投資家の皆様、お客様、サプライヤーの皆様、お取引先との大切な関係維持しながら、再生可能エネルギー部門全体で継続的な雇用創出を支援することに注力してまいります」

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