2020.04.01news

イタリアで補助金を受けない17.7MWpの太陽光発電プロジェクト・ポートフォリオの売却を完了

Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、本日、Sonnedix社へのイタリアでの17.7MWpの太陽光発電プロジェクト・ポートフォリオの売却を完了したことを発表しました。売上収益 は、2020年第1四半期に計上する予定です。

 

 イタリア・シチリア州における5基の太陽光発電所からなるポートフォリオは、カナディアン・ソーラーとManni Energy社の共同開発によるもので、2020年2月から稼働しています。発電電力は最近締結した10年間の電力販売契約(PPA)に基づき、TrailStone Renewables GmbH社に販売しています。これは、イタリアでの補助金を受けない太陽光発電ポートフォリオのPPAとしてはこれまでで最長規模です。これらの太陽光発電所は、年間約34GWh(イタリアの約12,000世帯の消費電力に相当)のクリーンエネルギーを発電する見込みです。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「イタリア初の補助金を受けない画期的な太陽光発電プロジェクト・ポートフォリオの売却にあたり、Sonnedix社およびManni Energy社と提携できたことをうれしく思います。イタリアはEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域における当社の中核市場の1つであり、当社は現在の困難な状況においても投資を行い、成長に向けて尽力しています。ほんの数日前、当社はシチリア州、プーリア州、ラツィオ州で開発する151MWpの太陽光発電所の建設資金として、5500万ユーロのプロジェクト・ファイナンスを獲得しました。2020年第3四半期に着工予定です。当社は、2018年からイタリアの補助金を受けない太陽光発電市場で事業を展開しています。現在、許認可取得段階にある900MWpを超えるプロジェクトパイプラインを保有しており、イタリアにおける大手太陽光発電開発企業としての地位を固めています。」

 

 Manni Energy社の事業開発部門トップのFranco Citron氏は、次のようにコメントしています。「カナディアン・ソーラーとSonnedix社という、太陽光発電産業界の主要企業と協業できたことを非常にうれしく思います。Manni Energy社が2年前に着手したマーケット・パリティに向けた取り組みは、2030年までの欧州連合(EU)の加盟国 エネルギー・気候統合計画(INEP)に盛り込まれているイタリアの脱炭素化目標達成に貢献する正しい方法であると確信しています。この考えに基づいて、当社は2020~2022年の3年計画で、重要なプロジェクトの開発を開始しました。イタリア南部だけでなく、北部と中部でも開発を行っています。さらに、発電コストをさらに持続可能で 競争力のあるものにすることを目指して、これらの発電所の発電電力量を最適化するソリューションと技術の開発に取り組んでいます。」

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